えひめの食

なす(絹かわなす) 生産者の紹介

なす(絹かわなす)(西条市)

生産地

西条市

協力生産者

JAえひめ未来(西条) 秦 廣志さん

名水百選に選ばれた「うちぬき」。絹かわなすは、この水によって育まれる愛媛県の伝統野菜で、西条市内でも、この水が利用できる地域でのみ栽培されており、この地域で、秦さんは絹かわなす20aを栽培、他水稲とほうれんそうも栽培しています。絹かわなすは、名前の通り皮が薄く絹のようになめらか、アクや種がほとんど無いので、果肉は白く柔らか、トロッと甘くジューシーなのが特長です。
秦さんの家は農家で、2年前の退職を機に就農し、絹かわなすの栽培ノウハウを父親から教わりました。絹かわなすの栽培は、野菜の中でも一番難しいと秦さん。実の色づきを良くし新しい葉が出てくるようにするため、株全体にまんべんなく太陽が当たるよう枝を誘引して空間を作ったり、病害虫の発生を防ぐため、そよそよと風が株間を通るよう摘葉もしたりしていますが、摘葉はやりすぎると、樹勢が悪くなり、実が変形したりするそうです。
花が咲いて約15日で収穫サイズになるので、収穫のピーク時には、夜8時ごろまで作業に追われていると秦さん。前日には秀品でも、風が強いと葉で皮が擦れて一晩で品質が下がってしまうこともあるそうで、台風の影響を受けると、元の出荷量に戻るのに、ひと月もかかるそうです。手がかかる野菜だけれど、もっと栽培技術を磨き、絹かわなすの気持ちが分かる様になるくらい、絹かわなすを極めたい!と話してくれました。

2019年7月20日掲載

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