甘平（かんぺい）を知っていますか？甘平は愛媛県オリジナル品種で愛媛県でのみ栽培が許可されている柑橘です。名前の由来は甘くて平らなところから。みかんのように簡単に手でむけ、じょうのう（内袋）も薄く種もないのでそのまま食べられます。「シャキッ」「プチプチ」とした食感も特徴です。その甘平を玉井さんは５年前から５ａの園地で栽培しています。他にも清見・でこぽん・せとか・温州みかんなど３ｈａつくっています。
芳和さんの両親も柑橘農家をしていたので、子供の頃から収穫の手伝いをしていました。両親と共に作業をしていくうち、自然に農業を職業にしようと決めたそうです。子供心に農業の手伝いが面白かった事が今に繋がっていると芳和さん。就農して１４～１５年経つけれども、まだまだ修行中、わからない事は両親や先輩に聞いたりしています。また、同世代の農家仲間も多いので、集まって情報交換をしたり、お互いに柑橘の出来具合を競い合ったりもするそうです。
農業の魅力は、自然が相手だということ。難しいけれど、うまくいった時にやりがいを感じるそうです。夢は、日本に限らず世界の人達にこんなに美味しい柑橘があるんだと知ってもらいたいし、世界一うまい甘平を作りたいと、熱い思いを語ってくれました。

2014年2月7日放送

甘平　商品のご紹介
甘平　レシピのご紹介