えひめの食

グリーンアスパラガス 生産者の紹介

グリーンアスパラガス(西条市丹原町)

生産地

西条市丹原町

協力生産者

JA周桑 アスパラ部会 副部会長 森田 忠茂さん

西条市丹原町でアスパラガスをハウス栽培している森田さん。
春が旬のイメージが強いですが、取材に行ったのは7月上旬。夏芽の収穫の最盛期です。
森田さんは毎日、朝5時ごろから収穫を始めます。一日に40kg前後も収穫されるそうですが、腰をおとしずっとかがんだ状態でのアスパラガスの収穫作業は、思った以上に大変です。
アスパラガスは、なにより鮮度が命です。収穫してから店頭に並ぶまでの間、常に冷却し乾燥を防ぐいろいろな工夫をしています。通気性のよいお米の袋を再利用し、収穫後に伸びた穂先が曲がらないようにしっかり巻いて固定して出荷しています(1日に5cmも成長するアスパラガスは収穫後も一晩で2~3cmも伸びるそうです!アスパラガスの生命力はすごいです)。
森田さんは土にもこだわっています。もみ殻やぼかし肥料を与えてやわらかい土作りを心がけています。土がやわらかくないとアスパラガスがまっすぐ伸びません。森田さん曰く、「いい土になるのに5年はかかる」そうです。「何の野菜もそうだけど、なるべく自然の状態で愛情込めて作らないと良い作物は育たない」とおっしゃっていました。
秋から冬にかけて蓄えられた土の養分を利用して成長する春芽と違い、夏芽は親株の葉の光合成によって育ちます。アスパラガスへの日当たりや風通しをよくするため、下の方のワキ芽採りなど、親株の管理も欠かせません。
緑色が濃くて穂先がしっかりしまっているもの、切り口に変色が無く乾燥していないものが新鮮だそうです。

2010年7月23日放送

グリーンアスパラガス 商品のご紹介