事業内容紹介
畜産・酪農の未来を開く受精卵移植(ET)技術!

地域における受精卵移植事業の仕組み

地域における受精卵移植事業の仕組み

*2012年2月よりETセンターはET研究所に名称変更いたしました。

役割 :

(1)全農ET研究所

優良血統の雌牛に優良種雄牛の凍結精液を人工授精します。
授精後7日目に子宮を還流し受精卵を回収します。
品質の良い受精卵を選抜し,全農ダイレクト法で凍結します。
その後,全国のJA等に配送します。

(2) 県連等・JA

酪農家・繁殖農家・肥育農家を組織化し,技術指導します。

(3) 酪農家等

受卵牛に移植し,分娩させます。ET子牛は繁殖農家・肥育 農家へ供給します。

(4) 繁殖農家 

ET子牛を哺育・育成し,素牛として肥育農家へ供給します。

(5) 肥育農家 

ET素牛を肥育します。

目的 :

ET技術を活用して,国内における優良和牛素牛並びに優良和牛繁殖牛の増産及び乳牛の後継牛確保・改良に寄与するため。

事業内容 :
(1)
全農所有供卵牛(黒毛和種)から製造した和牛凍結受精卵(全農ダイレクト凍結法)を供給しております。
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(2)
全農所有供卵牛(黒毛和種)と製造依頼者(生産者・JA等)から預かった精液を用いて和牛受精卵と妊娠牛を作ります。
(3)
製造依頼者から供卵牛(乳牛及び黒毛和種)と凍結精液を預かり,受精卵と妊娠牛を作ります。なお,ご要望により受精卵の性判別も行います。
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(4)
経膣採卵技術を使った妊娠牛の製造を行います。高血統・高能力にもかかわらず,受精卵が採れなかったり,人工授精により受胎しない牛からも受精卵・妊娠牛が作れます。そのような供卵牛を預かり,経膣採卵技術により妊娠牛を製造します。なお,生産場所については本場のみとなっております。
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(5)
乳牛X精液を用いて,雌の受精卵と妊娠牛を作ります。但し,雌生産率は約90%です。
(6)
将来に向けた最先端のET技術の研究・開発も行っており,特に,現場におけるET受胎率向上に精力的に取り組んでおります。
全農ET技術の確立 :

(1)   昭和63年11月 : 牛の体外受精凍結卵移植による産子誕生
(2)   平成 2年 9月 : 牛の核移植による産子誕生
(3)   平成 5年 2月 : 性判別した牛の受精卵移植による産子誕生
(4)   平成 5年 9月 : (国内初)牛の核移植によるクローン牛の三つ子誕生
(5)   平成 5年11月 : (国内初)牛の核移植によるリクローン牛の産子誕生
(6)   平成 6年 4月 : 全農ダイレクト凍結法確立
(7)   平成 7年 5月 : (国内初)牛の核移植によるクローン・リクローン牛の五つ子誕生
(8)   平成 8年 8月 : (国内初)胚由来培養細胞の核移植による産子誕生
(9)   平成 8年11月 : スーパーカウから経膣採卵による5頭の雌産子誕生
(10) 平成 9年 4月 : (国内初)胚由来培養細胞による核移植による三つ子誕生
(11) 平成12年10月 : (国内初)ウシ遺伝子のノックアウト胎子作出に成功
(12) 平成14年 3月 : 体細胞クローン胚の受胎・分娩率90%に成功
(13) 平成17年12月 : 特定遺伝子ノックアウト産子作出に成功
(14) 平成19年11月 : (国内初)特定遺伝子ノックアウトによる複数産子4頭作出に成功
(15) 平成20年 3月 : 過剰排卵処置による採卵性に関与する特定遺伝子の発見
(16) 平成22年 1月 : 自己免疫細胞の子宮内注入によりET後の受胎率が改善
(17) 平成25年 1月 : 非凍結環境下(チルド保存)で受精卵の7日間保存に成功
(18) 平成28年 4月 : 生殖細胞特異的欠損および胚盤胞補完法を利用して異固体生殖
                                  細胞生産技術を確立