安全・安心なお米の証

JA米は、「生産基準と栽培履歴」「種子管理」「農産物検査」の3つの要件を満たした、安全・安心なお米です。

JA米の要件

要件1あらかじめ定めた基準に沿って生産されたことを、生産者の記帳によって確認

JA・生産者グループごとに生産基準(お米づくりのルール)を決め、基準にしたがって稲を栽培します。国が定めた農薬使用基準を厳守し、使用した農薬・肥料などに関する生産情報をきちんと記録します。

要件2品種を確認した種子を使用

JA米の産地では、品種の純粋性を保つための努力をしています。品種が確認された種子(種もみ)を使用し、育苗、栽培・収穫、乾燥・脱穀、保管の各段階で、他のお米と混ざらないようきちんと管理し、出荷しています。

要件3法律で定められた検査を受検

JA米は、国の法律に基づいて、品質の良否、異物・被害粒の混入、水分などお米の品位格付けを行う農産物検査を受けています。JAS法によって品種・産地・年産の表示をすることを認められているのは三等級以上に格付けされたお米のみです。

JA米マーク

「JA米マーク」は、JA米の要件をクリアしたお米に押印されるJAグループのお米の認証マークです。JA米印に管理ナンバーを表示し、全農でJA米印の使用を厳重に管理しています。

米袋に押されたJA米マーク

JA米の特長

全国統一要件に各JAが独自要件をプラス

JA米は、JAグループのいわば安全・安心なお米のスタンダードです。それぞれの地域のJAでは、JA米の要件に、独自の要件をプラスした特色ある取り組みを行っています。例えば、残留農薬分析の実施、農薬や化学肥料の使用を削減する特別栽培への取り組みなど、ユニークな方法で安全性、品質の向上を目指しています。

特色あるお米づくりをサポート

各産地では多様な品種のお米がつくられています。また、多収米や低アミロース米といった新しい品種の開発や、JA米を使った加工品づくりに取り組んでいる産地もあります。地域独自の工夫で「環境にやさしいお米づくり」も進められています。
こうした特色のあるお米づくりは、確かな品種、栽培履歴の確認という土台があって初めて花開きます。JA米は、全国の均一化、画一化を目的とするのではなく、各産地の個性あるお米づくりをサポートする土台づくりを目指しています。