親子で楽しむ酪農の仕事に関する豆知識

私たちが普段何気なく飲んでいる牛乳。牛からしぼった温かいお乳が、パックに入った冷たい牛乳に変わるまで、どのような工程や苦労があるのでしょうか? 今月はクイズ形式で酪農家たちの仕事を紹介します。

Q酪農家の仕事は、乳しぼりだけ?

酪農家の主な仕事
5時半~8時 ・牛舎の掃除
・エサ給与
・搾乳
8時~17時 ・牛の健康チェック
・牧草用土づくり
・エサづくり
~食事・休憩~
17時~19時半 ・牛舎の掃除
・エサ給与
・搾乳
その他、子牛の世話、
出産の手伝い など

いいえ、他にも色々あります。良質でおいしい牛乳は、健康な牛から生み出されるもの。つまり牛を健康に飼育する全ての作業が、酪農家の仕事なのです。牛の健康を保つために大切なのはやさしい環境を整えてあげること。酪農家は細心の注意を払って牛に接するのは勿論、心地良い環境を作り出すために様々な作業を行っています。

例えばお乳とは関係ないようですが、暑熱対策も大事な仕事の一つです。ホルスタイン(乳牛の代表的な品種)はとても暑さに弱いので、快適な環境を昼夜を問わず整えてあげる必要があるのです。特に猛暑だった今年は牛舎にスプリンクラーで散水したり、扇風機を使って牛に送風したりと、暑熱対策がひときわ重要となりました。

いつでも快適な状態を維持するために、酪農家は牛から目を離すことができません(※)。毎日2~3回の搾乳は、牛の健康のためにも必要です。また、牛の体調に合わせたエサの給与や、牧草のための土づくり、エサづくり、掃除など他にも欠かせない作業が沢山あります。

生産コストの高騰や牛乳価格の低迷など厳しい現状に直面しつつも、酪農家は愛情を持って牛と向き合い、子牛の時から妊娠・出産を経てお乳が出る状態になるまで長い年月をかけて、大事に育てているのです。

※近年は、酪農家に代わって乳牛の面倒を見てくれる「酪農ヘルパー制度」ができています。

A牛にとってやさしい環境を整えるためにあらゆる作業を行います。

*(社)中央酪農会議 作成協力

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