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リリース

2015年10月30日

 全国農業協同組合連合会(JA全農)

平成27肥料年度春肥の主要品目価格について

1.決定内容

(1)主要品目の価格変動率:

窒素質肥料とりん酸質肥料は値上げ、加里質肥料は値下げで決定しました。複合肥料は、多くの銘柄で、窒素・りん酸の値上がりが、加里の値下がりを上回るため、原料代合計として値上がりとなりますが、製造諸経費を引き下げ、値上げ幅を抑制して決着しました。しかしながら、水稲をめぐる厳しい情勢をふまえ、水稲基肥一発施肥等に用いられる被覆尿素については、ナフサ価格の値下がりに伴う被覆資材のコスト低下の価格反映を強く求めたほか、価格水準自体の是正を強く要求した結果、値下げを実現しました。この結果、水稲向けで年々取り扱いが伸張し大宗を占めるようになってきている被覆尿素入り銘柄は約8割の銘柄で値下げとしました。

注.価格変動率は本会の県JA・経済連向け供給価格ベースであり、JA・農家向け供給価格の変動率とは一致しません。

(2)適用開始:平成27年11月から(作物、地域により異なる場合があります)

 

2.今次価格交渉の特徴

(1)原油関係:

原油市況は、昨年秋口以降急落し、前期交渉時には1バレル60ドル前後で推移していました。現在は40~50ドルで推移しています。複合肥料の製造諸経費は、重油・ナフサ価格が低位安定的に推移していることをふまえ、肥料メーカー各社に対して価格反映を求めて交渉した結果、値下げで決着しました。

(2)海外原料(ドルベース):

尿素・りん鉱石・りん安は、国際市況が堅調に推移しており、値上げで見通しました。塩化加里は、将来的な需給緩和期待が出始めていることから、値下げで見通しました。なお、海上運賃は、市況に底打ち感があることから、据え置きで見通しました。

(3)外国為替:

昨年11月以降、急激な円安が進行し、前期交渉時には1ドル120円前後で推移していました。その後も円安基調が継続し、現在120円台前半での推移となっています。海外原料価格は国際市況と海上運賃の見通しに実勢為替レートを乗じて決定しました。

 

3.JA全農の対応

(1)「農家手取り最大化」の取り組みについて:

JAグループとして自己改革に取り組むなか、JA全農は、生産から販売までのトータルコスト低減、農産物生産にかかる多様化する農業者ニーズへの柔軟な対応などに取り組んでいます。

①.土壌分析・診断にもとづく適正施肥 

②.PKセーブや低成分肥料の普及拡大 

③.安価な国内地域資源の活用 

④.省力型施肥技術の普及推進 

⑤.鉄コーティング水稲直播栽培の普及拡大 

⑥.養液栽培など、施肥コスト抑制対策の一層強化

(2)硫安の供給について:

硫安は前期比0.6%の値上げとしましたが、大粒品につきましては国内メーカーの生産が減少しているため、不足分については割高な代替品等による調達を行うこととしており、JA、農家向け供給価格の変動率はこれを上回ることがあります。本会としては、割安な細粒品や尿素の使用を提案していく予定です。

以上

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