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リリース

2016年05月31日

全国農業協同組合連合会(JA全農)

平成28肥料年度秋肥の主要品目価格について

平成28肥料年度秋肥について以下の内容で決定しました。

決定内容

 1.主要品目の価格変動率

 窒素質肥料、りん酸質肥料、加里質肥料いずれも値下げで決定しました。複合肥料についても、原料代の値下がりに加えて製造諸経費を引き下げ、値下げで決着しました。

 注.価格変動率は本会の県JA・経済連向け供給価格ベースであり、JA・農家向け供給価格の変動率とは一致しません。

2.適用開始:平成28年6月から(地域・作物により異なる場合があります)

今次価格交渉の特徴

1.原油関係

 原油市況は、前期交渉時に1バレル40~50ドル台で推移していましたが、昨年秋以降大きく下落し、一時20ドル台にまで低下した後、現在は40ドル台で推移しています。

 製造諸経費は、肥料メーカー各社に対して重油、ナフサの価格下落を受けた値下がり要因を価格に反映することを求め、値下げで決着しました。

2.海外原料(ドルベース)

 尿素、りん鉱石、りん安、加里などの海外原料は、昨年秋以降、大幅に下落しています。海上運賃も同様に、傭船市況と燃料油が大幅に値下がりしています。いずれも、現在の国際市況の水準が今後も継続するものと見通しました。

3.外国為替

 外国為替相場は、前期交渉時には1ドル120円台前半で推移していましたが、2月以降に急激な円高が進行し、現在は110円前後で推移しています。海外原料価格は、国際市況と海上運賃の見通しに実勢為替レートを乗じて決定しました。

本会の対応

1.農家手取り最大化に向けた取り組み

 農家の手取り最大化をはかるため、物財費削減、労働費削減、生産性向上によりトータルコストの低減にとりくみます。具体的には、①肥効調節型肥料(註1)・国内地域資源活用銘柄(註2)の普及・拡大、②土壌診断にもとづく適正施肥の推進、③BB肥料の広域供給など県域を超えた供給・購買体制の整備、④担い手ニーズに対応した肥料の満車直送、オーダーメード肥料(註3)の提案などを通じ、多様な担い手ニーズへの対応につとめます。

2.環境変化を踏まえた新たな取組み

 肥料事業をとりまく環境変化を踏まえ、4月1日付けで本所肥料農薬部内に事業改革推進室および肥料品質管理室を設置し、農家手取りの最大化と肥料の品質管理強化に取り組みます。



(註1)肥効調節型肥料:被覆尿素など、肥料成分が徐々に溶出する緩効性肥料や、それを原料として使用した配合肥料。基肥一発型肥料など、施肥の回数を減らし、労力軽減、生産性向上をはかる肥料。

(註2)国内地域資源活用銘柄:鶏糞燃焼灰や堆肥などの国内で発生する資源を利用した肥料。主要原料は海外からの輸入のため海外市況や海上運賃、為替などの影響を受けるが、国内で発生するためそれらの影響を受けず、低価格で調達が可能なため、価格引下げを実現した肥料。

(註3)オーダーメード肥料:土壌診断にもとづき過剰な施肥の抑制と、作物により適した施肥を実現するため、担い手(・地域)ごとに設計したオリジナルBB肥料(BB肥料は単肥の単純配合で低コストで少量生産が可能)。

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