えひめの食

トマト

品種特性

〇トマトの旬は夏!
冷涼な愛媛の高原で日光をたっぷり浴びた旨みトマト。

〇生で食べるときは大きめに切るか、又はそのままがぶりと食べる。この食べ方がトマトの栄養分をのがしません。

〇トマトの適地、愛媛の冷涼な高原・山間地で育成し、鮮度にこだわりお届けします。

産地の概要

〇トマトの生産適温は25℃26℃、大きな昼夜温度差と強い光を好みます。

昼温2025℃、夜温1020℃が適し、気温が30℃を超えた環境では着果障害や不良果が増加します。

〇このため、適地は標高の高い、夏場でも冷涼な地域。愛媛県では久万(石槌山系中腹の標高400800m)を初め高原または山間地で栽培されており、夏場の大きな昼夜温度差と強い光で旨みをぎゅっと濃縮させたトマトが育ちます。

〇トマトは雨が大嫌い。トマトのふるさと南米のアンデス山脈は、きわめて雨の少ない地域で、これを反映してかトマトは雨が多いことを嫌います。このため、愛媛ではトマト産地=雨よけハウス栽培となっており、高品質トマトを生産しています。

選び方

〇店頭では、丸くきれいな形をしたもの、ずっしりと重いものを選びましょう。

食べ方・調理ポイント

〇トマトを使ったスープや煮込み料理を作るときは、皮と種を取り除くときれいに仕上がります。簡単に皮をむくには、「湯むき」といってトマトの頭に浅く十文字の切れ目を入れ、熱湯にさっと通してから氷水で冷やして皮をむきます。また、ラップで包んで電子レンジで加熱してから冷水につけても湯むきができます。

〇ヨーロッパには「トマトの時期にはへたな料理はない」ということわざがあります。食物の味をおいしくする要素の一つが、グルタミン酸というアミノ酸です。トマトにはこのグルタミン酸が含まれているので、シチューやカレーなどにトマトを加えるだけで、味にこくがでて、おいしくいただけます。

保存方法・加工法

〇中南米原産なので乾燥と高温には耐えられるが低温には弱い野菜。なすやきゅうりと同じで5℃以下では低温障害が発生します。完熟したトマトはポリ袋やバックのまま冷蔵庫の野菜室で保存すると長持ちします。

トマトの"すご技"

〇在来種のクロマルハナバチを使ってトマトを受粉させています。

〇クロマルハナバチは受粉をすると、雄しべにバイトマークをつけます。

〇出荷時期に合わせて収穫するトマトの色が決まっています。