下宮野菜
「下宮青果部会協議会」について
「下宮青果部会協議会」は安八郡神戸町において、ハウス栽培により、小松菜、グリーンねぎ、水菜などの葉菜類を一年中生産・出荷している産地です。
同町は、濃尾平野の北西部に位置しており、近隣には清流揖斐川が流れています。豊富な地下水を活用した灌水設備を持つ約1,400棟のビニールハウスで、県内系統葉菜類の中心的な生産・出荷を行っています。
出荷された青果物は、主に中京圏内の市場(岐阜・名古屋・北陸市場)で販売しており、大手量販店の青果物コーナーで下宮の青果物を目にすることができます。
現在、「下宮青果部会協議会」は、「小松菜部会」、「グリーンねぎ部会」、「水菜部会」、「モロヘイヤ部会」、「ほうれんそう部会」、「色彩部会」により構成されています。進取の気風に富む産地であり、新しい品目を積極的に導入するだけでなく、量販店などのニーズに応じた規格での生産・販売を行っております。
各品目の写真
出荷量
小松菜、グリーンねぎ(葉ネギ)、水菜は、県下で有数な産地であり、県下出荷量の大きなシェアを占めます。
歴史
- 江戸
- 養蚕の普及
- 雑穀(粟・きび・そば・とうきび)の生産
- 明治末
- 商品作物として、ごぼう・にんじんの生産・販売が始まる。
- 昭和16年
- 「下宮青果物出荷統制組合」が組織される。(戦時体制強化の一環)
- ごぼう・にんじん(長人参)を共同出荷
- 昭和20年~30年代
- にんじん・ごぼう・里芋・大根を中心に生産・販売される。
- 昭和24年
- 「下宮青果出荷組合」に名称を変更
- 昭和40年
- 農業構造改善事業を実施
- 区画整理(神戸町斉田地区)農道拡幅 畑地灌漑整備
- ビニールトンネル・ビニールハウス栽培が始まり、ナス・キュウリ・ダイコン・ホウレンソウの生産・販売が始まる。
- 昭和45年
- 神戸町農業協同組合青果振興会下宮青果部会となる。
- (下宮青果出荷組合と神戸町農業協同組合の合併)
- 平成9年
- 神戸町農業協同組合下宮青果部会協議会に名称変更。
- 平成11年
- 西美濃農業協同組合下宮青果部会協議会に名称変更。
- 平成27年4月
- 神戸集出荷センター稼働始まる。
安全安心への取り組み
ハウス栽培により農薬使用を極力減らしており、また栽培日誌を記帳確認し、一般社団法人ぎふクリーン農業研究センターにおける残留農薬分析を受検することで、消費者の皆様方に安心して購入していただける青果物を出荷しています。
またハウス栽培は、雨から作物を守り、寒い時期は保温効果があるため、良品質の青果物を安定出荷しております。
独自に、農作業をする際の約束事を定めた「下宮版GAP」を導入しており、より厳しく安全安心な青果物の生産・販売に取り組んでいます。