生産者紹介 ― 06
宮の庄さくら農場
【生産品目】 循環米おおあさこしひかり
地元の畜産たい肥を使用する資源循環型農業に取り組まれています。
Profile
農事組合法人「宮の庄さくら農場」は、JAひろしま(広島北部地域営農経済センター)、広島県山県郡北広島町の大朝地域で、お米の生産をされています。
今回お話をお聞きしたのは、米作りに携わって10年になる水田さんです。現在は法人の組合長を務めていらっしゃいます。

宮の庄さくら農場
水田 真二さん
「宮の庄さくら農場」がある大朝地域は、中国山地に囲まれた標高およそ400mの盆地です。冬は雪が深く寒暖差も激しい土地です。江の川の源流域に位置することから、水も清らかで水量も豊か、米づくりの好条件が揃っていて、昔から米どころと呼ばれています。
その中でも圃場がある地域は平地が広く、収穫のときには、金色に輝く海が広がっているようでした。
このような自然豊かな環境で「循環米おおあさこしひかり」は栽培されているんですね。

栽培にあたっては、「土づくり」にこだわられています。地元の酪農家のもとで産出される「畜産たい肥」を使い、ミネラル分などを加えることで、美味しいお米をつくることができているとのことです。
一方で、収穫した稲わらは牧場に飼料として供給。この「資源循環型農業」には法人として20年以上も前から取り組まれています。
さらには、節減対象の農薬・化学肥料(窒素成分)の使用回数を削減して栽培されていて、環境保全にも考慮されているんです。

水田さんに、資源循環型農業に取り組むにあたって苦労されていることについてお聞きしました。
「畜産たい肥は、その運搬や散布に労力が必要で、大人数での作業が必要となるんです。」
大変な作業になっても、美味しいお米をつくるため、そして「資源循環」のために畜産たい肥を使い続けているんですね。

収穫したてのお米を見せていただきました。
お米もいい出来栄えで、ばっちりのタイミングで収穫することができたため、美味しいお米を皆さまにお届けできるとのことでした。
味が自慢の「おおあさこしひかり」。
「白ご飯で食べてもらうのが一番いい」
と水田さんは胸を張ります。
豊かな自然環境で生まれた、循環米「おおあさこしひかり」は県内のJA産直市や通販サイト「JAタウン」などで販売中です。

「循環米おおあさこしひかり」
北広島町大朝地区で製造された畜産たい肥の施肥もしくはそれを原料とした肥料を使用。
節減対象農薬と化学肥料(窒素成分)の使用回数を通常の2割以上削減して栽培された環境保全米です。
1kg袋タイプと、300g(2合)×5袋・無洗米タイプをラインアップしています。
