生産者紹介 ― 10
佐藤 和夫さん
【生産品目】循環野菜(きゅうり)
畜産たい肥を使用し、野菜の栽培に取り組まれています。
Profile
佐藤さんが野菜の生産を行っている畑は広島市安佐北区深川町にあります。20アールのハウスで循環野菜「きゅうり」を生産されています。

佐藤 和夫さん
佐藤さんは、10年前から畜産たい肥を使用されています。 2024年3月からきゅうりを3-R循環野菜として申請し、出荷を始めました。
農業を始めて23年という佐藤さん。元々はJAの営農指導員だったこともあり、半世紀以上、農業に携われています。
「おいしいきゅうりが育つように、元の職業柄、いろいろ試しながら、きゅうりを育てています」と話してくださいました。

佐藤さんに畜産たい肥を使うメリットをお聞きしました。
「畜産たい肥は3-R推奨堆肥の『完熟こだわり健肥』を使っている。熟度も十分なので、一番安心して使えるし、微生物が増え、きゅうりの味に良い影響を与えてくれていると思う」
畜産たい肥を撒くことで、豊かな土づくりにつながり、環境にも優しい取り組みになっています。

佐藤さんは就農当初から「志産志消」という言葉を大切にされています。その言葉に隠されている想いを話してくださいました。
「志を持った生産者が作った野菜を志を持った消費者が購入して支えてくれる。産直市であれば志産志消を実践できる。これからもお客様とコミュニケーションをとっていきたい」
佐藤さんは農業に対して熱い想い・こだわりを持って取り組まれています。「3-R」への取り組みもその一つだということです。

最後に「農業ではまだまだ若手で、自分よりふたまわり以上の方が頑張っている。90歳まで頑張る目標がある」と微笑みながら話してくださいました。
そんな佐藤さんの野菜は、主に「とれたて元気市広島店」(広島市安佐南区)に出荷されています。
「味にこだわった!佐藤さんの香り高いきゅうり!」をぜひ召し上がってみてください。

循環野菜
広島県産の畜産たい肥で育った、広島生まれ広島育ちの “循環野菜”。 土壌診断等により、余剰の施肥を控えるなど、環境への負荷を低減する施肥体系に基づき栽培されています。
