目指す姿
食と農を未来へつなぐ。
持続可能な食料・農業基盤の確立を通じ、豊かで暮らしやすい地域共生社会を実現
私たちは、農業分野の全国組織として、経営理念である「生産者と消費者を安心で結ぶ懸け橋」としての機能・役割を誠実に実践していくため、このたび2030年の目指す姿を「持続可能な農業と食の提供のために“なくてはならない全農” であり続ける」と定め、「食と農を未来へつなぐ。」をキャッチフレーズとして、日本の食を国民の皆様にお届けするため日々事業を展開しております。 特に相次ぐ地政学的リスクの発生により、国内での「食料安全保障」の問題は喫緊の課題となっており、農政の憲法ともいわれる「食料・農業・農村基本法」が改正されましたが、改めて国民の皆様に対して、良質な食料が適正な価格で安定的に供給できるよう努めてまいります。
また、生産現場におきましては、農業生産に欠かせない肥料、飼料、燃料の大部分を輸入に依存する我が国において、世界的な人口増加による需要拡大に伴い、生産資材、燃料、飼料等の価格高騰が続いていること、あわせて生産農家減少に歯止めがかからない状況が続いており、「持続可能な農業と食の提供」が危ぶまれている状況にあります。 このような状況に対して、JA全農ひろしまでは、1つの取組みとして、SDGsの17の国際目標である「11.住み続けられるまちづくりを」「12.つくる責任 つかう責任」「15.陸の豊かさを守ろう」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」に関連し、耕畜連携・資源循環ブランド「3-R(さん・あーる)」を立ち上げました。 3-R(さん・あーる)とは、「耕畜連携」による資源循環型農業で生産された農畜産物や加工品のブランドです。畜産業で出た堆肥を「資源(RESOURCE)」として「再利用(RECYCLING)」する資源循環・耕畜連携の取り組みを「繰り返し(REPEAT)」ていくことで、地域の環境保全と持続可能な耕種農業と畜産農業を目指しています。
私たちは、将来予測ができない時代において、「持続可能な農業と食の提供のために」生産者と消費者を安心で結ぶ懸け橋として、食農バリューチェーンの構築の実現を目指します。