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「やまゆりポーク」生産者らが、県内の小学校で食育授業

2017年03月10日

 やまゆりポーク生産者協議会は、地元で育った豚肉を地元の子供達に味わってもらおうと、県内小学校への「やまゆりポーク」の寄贈を続けている。また、地元の「畜産業」を理解する良い機会にしてもらおうと、県畜産技術センターやJA東日本くみあい飼料㈱と共に食育授業への協力を続けている。

2月20日 平塚市立真土小学校

同協議会会員で㈲石崎ファームの石崎芳彦氏が、平塚市立真土小学校(牧石猛志校長)を訪れ、「やまゆりポーク」もも肉約28㎏を寄贈する目録を、落合克宏平塚市長に手渡した。当日の給食の「ビビンバ」に使用され、子供達は美味しそうに完食していた。

また、5年生78名を前に「養豚場の仕事」について社会科の特別授業を行った。同校は、JAや農家と協力を得ながら稲作を体験するなど農畜産業の理解に熱心で、児童からは「県産豚肉のうち『やまゆりポーク』はどのくらいあるの」「なぜ『やまゆりポーク』を生産しようと思ったの」など、質問が多数寄せられた。石崎氏は「授業への反応も大きく、お肉も美味しいと喜んでくれてとても嬉しい」と笑顔を見せた。

養豚場の仕事について、石崎ファームの写真を使い授業を行う石崎さん(上)

やまゆりポークを使った給食を児童と共に楽しんだ(下)

 

 

 

2月28日、藤沢市立駒寄小学校

 同協議会会員で、打戻種豚組合の和田健組合長と西山畜産の西山宙志社長が、藤沢市立駒寄小学校(川地啓文校長)を訪れ、「やまゆりポーク」肩ロース約20㎏を寄贈する目録を手渡した。 当日は藤沢市産の食材を使う「ふじさわランチ」の日で、市内産の大豆「津久井在来種」と共に「ポークビーンズ」に使用された。
 
また、4年1組の児童26名に、「畜産」や「養豚場」の仕事について授業した。子供達は、壁に貼られた実物大の豚の写真と背比べをするなど、興味いっぱいの様子だった。
栄養士の志村尚子さんは、「スライドは分かりやすく、クイズ形式をはさむなど、子供達が集中できて良かった」と話した。担任の菅野敬子先生は「農家の話を直接聞く事で、食べ物が大切に育てられいる事に気付き、感謝の気持ちが生まれる」と話した。和田組合長は「興味をもってくれてよかった。豚に親しみを持ってもらえたら」と手応えを話した。

養豚場の仕事について、打戻種豚組合の農場の写真を使い授業を行う、和田さん(上)

実物大の豚の写真と背比べをする子供達(右)