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やまゆりポーク生産者協議会、新体制に

2017年05月01日

 4月28日、やまゆりポーク生産者協議会は「第23回通常総会」を開催し、平成28年度事業報告と平成29年度事業計画を承認した。1995年(平成7年)に同協議会設立以来、22年間会長職を務めた西山國正氏が任期満了と共に勇退し、新会長に石川久義氏が就任した。活動の充実に向け、2名だった副会長を3名に増員し、新設した顧問職には西山氏が就任した。
 協議会では、29年度も引き続き、肉質検討会や飼養管理勉強会、衛生勉強会、取引先との意見交換会などを定期的に開催し、会員の生産技術向上を図る。また肉質向上につながる系統や飼料の研究、事故率低減対策など、生産性向上に多方面から取り組み、「やまゆりポーク」の安定供給を目指す。 合わせて、オリンピック需要を見据え注目を集める「農場HACCP」「JGAP家畜・畜産物」等の研究や、生産記録の再確認を進めていく。
 また、総会では、28年度出荷頭数に対する「やまゆりポーク」頭数(やまゆり率)が79.2%と、最も高かった丸久畜産を表彰した。賞を受け取った石川義直氏は「今後もやまゆり率80%以上を目標にしたい」と話した。「やまゆり率」の向上は、生産規模はそのままで「やまゆりポーク」供給量の増加につながるため、協議会は今後も県関係機関の協力を仰ぎながら、飼養管理方法の分析などに取り組んでいく。

丸久畜産の石川義直さん(写真右)が西山会長から表彰状を受け取った

22年間会長職を勤めた西山氏(右)に石川会長が感謝状を手渡した