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神奈川県施設野菜連、第2回研修会を開催~新農薬や台風対策を学びました~

2020年02月14日

 神奈川県施設野菜組合連合会(事務局:JA全農かながわ)は、トマト・キュウリの栽培技術の向上を目的に、今年度2回目の研修会を1月24日、JAあつぎ本店にて開催しました。生産者やJA職員ら70人が出席し、農薬やハウス補強対策などについて学びました。

 農薬をテーマとした研修では、全農職員を講師に新規農薬や省力化技術「バンカーシート」の紹介の他、RACコード活用によるローテーション防除について解説があり、気象変動に伴う病害予防対策の重要性を再確認しました。

 また、国立研究開発法人農研機構の森山英樹氏からは、台風被害の備えとして、ハウス補強対策について豊富な知見から解説がありました。園芸ハウスの倒壊被害の約5割が風害といい、「ハウス構造や立地条件に応じて、局所的に補強するのが有効」と見解が示され、本格的な補強資材をはじめ針金を使った簡易的な補強方法などの紹介がありました。

 参加者は「コストをかけずに身近な資材を使った補強方法が知れて良かった。できることから試して台風に備えたい」と話していました。