ねぎ
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(宮城の旬 9月〜3月)
宮城県内で広く栽培されておりますが、加美町、東松島市がねぎの二大産地です。
仙台周辺では「まがりねぎ」という特産品があります。
「まがりねぎ」は、明治時代頃に地下水位が高い土地でのねぎ栽培の打開策として確立した栽培方法から由来した名称です。その栽培方法から通常の立ちねぎに比べ70日程度日数がかかりますが、甘味・トロ味・やわらか味と三拍子そろったねぎです。
- 【鮮度と扱い方】
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白い部分が固く、白と緑色のコントラストが鮮やかなものを選ぶと新鮮です。
まがりねぎは葉に白く粉がふいているものほど鮮度が高いです。
保存方法は、丸ごと一本の場合は湿らせた新聞にくるみ冷暗所へ。
青い部分を切り取り白い部分だけを保存すると一週間は保存可能です。
- 【調理豆知識】
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主役の料理を引き立てる名脇役。
中華、和食などによく利用され、すき焼きなどの鍋物はもちろん、薬味、焼き鳥のねぎ間、刺身のツマなどにも最適です。
- 【栄養】
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カルシウム、リン、ビタミンB1が多く含まれています。
ねぎ独特のツンとするにおいは、硫化アリルという成分で乳酸を分解する効果があり、体内で貯蔵の少ないビタミンB1の吸収を約10倍も促進すると言われています。