にしの風 2021年2月号
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JA島原雲仙 有明人参部会 部会長 島しま田だ 和かず久ひさ さんパラダイスAgri-Paradise 実家がもともと農家だったので、JA退職前は勤務しながら、朝・晩・休日は農業をする兼業農家でした。現在は妻(京子さん)と2人で春夏にんじん・冬にんじんを1㌶で栽培しています。 適期収穫の徹底はもちろんですが、より高品質な人参をつくるため土づくりには特にこだわっています。春夏にんじん収穫後の土壌にソルゴーやヘイオーツという緑肥を播種することで、土壌バランスを整えることができます。有機物を補い、過剰な肥料成分を除去するなど多くの機能性を発揮できる緑肥は高品質なにんじんをつくる上で大切なポイントです。 有明人参部会の副部会長を12年間務めた後、平成30年に部会長に就任しました。会員数138人で春夏にんじん94㌶、冬にんじん76㌶の合計170㌶を栽培しており、主に九州・中国地方・京阪神地区に出荷しています。 今後の目標は「産地拡大」。有明人参部会には若い後継者が多く在籍しており、また部会員は100台近くのハーベスタを所有しています。今後も積極的に機械化を導入していくことで作業 今月は「人参は生命より大事」と普段からよく口にされる島田部会長に高品質な人参を作るポイントや人参への熱い思いをお聞きしました。人参は生命より大事宮崎主任(左)、島田部会長(中)、京子さん(右)目標は「産地拡大」はじめは兼業農家として高品質の人参にこだわる長崎の人参主な産地:島原市・雲仙市・諫早市・大村市出荷時期:4月~6月、11月~2月 4にしの風

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