にしの風 2021年3月号
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土づくりの重要性をWeb版冊子で紹介土づくりWeb版冊子制作News SelectionJA全農ながさきニュース 肥料農薬部肥料農薬課と県土壌診断技術者連絡協議会は、長崎県産農産物の安定生産と収量向上による生産基盤の強化のため、土づくりの重要性を紹介するWeb動画を撮影しました。 全国的に高齢化やコスト意識の高まりから土づくり肥料の散布が減少し、地力の低下が懸念されています。このような中、全農では令和2年度から取り組んでいる農産物の収量向上・品質の安定を目的とした土づくり推進として、2月9日に「長崎県土づくり大会」を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となりました。そのため、「長崎県土づくり大会」で実施予定だった講師による講演のほか、土づくり優良事例等をまとめた冊子を今年度中に県内JAや県関係機関へ配布する予定です。 肥料農薬部の岩永正剛部長は「一人でも多くの生産者に土づくりの必要性を理解していただき、今以上の収量向上と高品質につなげていってほしい」と挨拶しました。挨拶をする岩永部長説明をする松永和則職員 園芸部果樹課は2月16日に長崎県JA会館で令和3年産ハウスびわ出荷会議を開催し、出荷計画を227・72㌧とすることを報告しました。生産者、JA、市場関係者、県関係機関ら30人が出席しました。 令和3年産ハウスびわの栽培面積は施設の老朽化や高齢化等の影響により2︐410㌃(前年比95%)と減少傾向ですが、生産量は233㌧(前年比103%)と前年を上回る見込みです。 平年を上回る日照時間を確保できたことと、8月の降水量が少なく9月の平均気温が低く推移したことから、昨年より1週間早い1月18日に出荷を開始しました。 今後計画にそった出荷をおこなうため、施設内の温度管理・水管理・過湿対策等を徹底することを確認。販売対策として、生育状況、出荷時期、出荷量等の産地情報の的確な把握と販売先への迅速な伝達をおこない、食味・品質を重視した出荷をすることを確認しました。 木下満夫副本部長は「コロナ禍ではあるが、ハウスびわの有利販売に向けて対策を講じていきたい」と話しました。挨拶する木下副本部長ハウスびわ出荷計画227・72㌧令和3年産ハウスびわ出荷会議6にしの風

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