にしの風2021年4月号
10/16

令和3年産春アスパラガス出荷協議会JA長崎県アスパラガス部会 園芸部野菜課は2月25日に令和3年産春アスパラガス出荷協議会を開催し、出荷計画を550㌧(前年比118%)とすることを確認しました。生産者、JA、市場関係者、県関係機関ら46人が各拠点会議室からリモートで出席しました。 令和3年産の春芽アスパラガスは、生産者496人(前年比92%)、栽培面積83・4㌶(前年比93%)で生産しています。今季は年末年始が低温推移となったことで低温遭遇時間が確保され、2月に入ってからが保温開始の中心となりました。出荷ピークは3月中旬~下旬を見込んでいます。 生産対策として、十分なかん水とハウス温度の確保や定期的な追肥の実施、天候に応じた親茎の管理などを確認しました。販売対策として、生産量の適正把握と計画出荷、値決め販売の拡大や加工業務向けアスパラガスの販路拡大などを実施。コロナ禍に対応した販売促進活動として、店頭売り場で使用するPR動画の制作や、JAタウン等のインターネットを活用した新たな販売形態を検討していきます。 JA長崎県アスパラガス部会は令和3年産も継続出荷による販売強化と、販促活動の強化による消費拡大に取り組みます。 園芸部野菜課が事務局を務めるJA長崎県アスパラガス部会は、2020年産アスパラガス生産で高収量の成績を収めた生産者6人を表彰しました。 受賞したのは、反当収量最優秀賞20㌃以上の部・県知事賞に山下浩明さん(壱岐市)、反当収量最優秀賞10㌃~20㌃未満の部・県部会長賞に岩崎精二さん(壱岐市)、総出荷量伸び率最優秀賞・全農県本部長賞に西英幸さん(ながさき西海)、新人賞・県部会長賞として山口信治さん(壱岐市)、左野寛さん(同)、永田勇さん(同)。※かっこ内はJA名。 例年、2月に開催されるJA長崎県春アスパラガス出荷協議会で表彰式を行いますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からWEB開催となったため、JA壱岐市の受賞者5人はリモートにて、JAながさき西海の西さんは自宅へ直接伺い表彰を行いました。西さんは前年産と同じ栽培面積でしたが、総出荷量伸び率130・1%(3,295㌔/10㌃)と素晴らしい成績をおさめました。 JA長崎県アスパラガス部会は、2021年産アスパラガス生産についても部会員の生産意欲高揚のため、高収量部会員に対し、県下部会員の模範として表彰をおこないます。令和3年産春アスパラガス出荷協議会山崎職員(左)と西さん春アスパラガス出荷目標550㌧高収量生産者を表彰10にしの風

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る