にしの風2021年4月号
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 3月4日放送、NBCテレビ「ひるおび!」に肥料農薬部総合営農推進センターの兼子幸太郎職員が出演しました。この数年水稲でウンカによる被害が拡大しているため、その防除に効果が高い水稲箱処理剤「防人箱粒剤」をPRしました。 全農共同開発成分「ピラキサルト」を含む「防人箱粒剤」は、中国大陸からの攻撃を九州の地で守った防人になぞらえ、害虫から日本の稲を守る役目を果たす意を込め名付けられています。 その由来のとおり、水稲の生育に大きな影響を及ぼす「ウンカ」や「コブノメイガ」と呼ばれる害虫に優れた効果を発揮します。また、種まきから田植え当日まで使うことができ、牛のエサ向けの稲にも使用できるなど、効き目が長く、使いやすいところも「防人箱粒剤」の特徴です。 肥料農薬部は今後も農薬共同開発剤をはじめ、土壌分析にもとづく効率的な施肥の定着や低コスト製品等の開発・普及拡大を目指します。令和3年産玉葱出荷協議会協友アグリ㈱ 船津康成主任(右から1番目)、真崎文孝普及アドバイザー(右から2番目)水稲箱処理剤「防人箱粒剤」 園芸部特産課は2月22日にWEB上で玉葱出荷協議会を開催しました。協議会には生産者、JA、市場関係者が出席し、令和3年産タマネギの出荷量の計画を早生9,873㌧(前年比98%)、普通651㌧(同93%)に決めました。 令和3年産タマネギは、早生237㌶、普通15㌶で生産を開始。品種は「スーパーアップ」「早生濱豊」「濱笑」「貴錦」「七宝」などが作付けされています。9月の台風により一部生産者で蒔き直し、また播種が遅れるところも見られましたが、概ね順調に播種・定植は終了しました。定植後は、11月、12月と干ばつ傾向で1月の低温が影響し、例年より生育は遅れ気味でしたが、病害虫などの目立った被害はみられていません。 協議会では、重点事項として ①出荷見通しの早期把握 ②個別選果における風乾と選果選別の強化 ③重点市場を中心とした計画的な継続出荷――に取り組むことを確認しました。 園芸部特産課は、令和3年産も栽培管理、選果・選別、品質管理の徹底で「長崎産タマネギ」の定着・拡大を図り、計画的な安定出荷をおこない有利販売につなげていきます。出荷見通しの早期把握をウンカ被害から水稲を守る「防人箱粒剤」をPR令和3年産玉葱出荷協議会NBCテレビ「ひるおび!」9にしの風

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