にしの風2021年5月号
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でいきます。引き継ぎの方法の1つとして、水や肥料、温度等を具体的な数字で表示して目に見えるようにする「見える化」を用いています。4年後は息子にバトンタッチして、違う品目に挑戦することが今の私の夢です。夢いっぱいです! これからもおいしいトマトと夢のために気張ります!がとても難しく、温度管理や肥培管理など、まだまだ勉強は欠かせません。 おいしいトマトを作るため、3年前から始めたことがもう1つあります。それは専用の装置で二酸化炭素を400ppm以上になるように供給することです。期待できる効果としては、光合成を促進させることでトマトがより甘くなることですが、まだ結果が出ていないので、今後も試行錯誤を重ねていく予定です。 以前は目で糖度を見分けていましたが、今は光センサーで選別しています。組合の平均はこれまで糖度7・1度でしたが、令和3年産は7・4度と徐々に上がってきています。糖度の判別は通知表のようなもので、組合の平均よりも自分の平均が低かった場合は水を控えるなど、高品質なトマトを出荷できるよう常に努力し続けています。 3人の息子のうち3番目の息子が21歳のときに就農し、3代目として頑張ってくれています。3年前には息子の名義でハウスを建てました。私はあと4年頑張るつもりで、その間に私がこれまで培ってきた技術を息子に引き継い箱詰めされた小串トマト試行錯誤を重ねながら光センサーは通知表のような感覚技術を「見える化」していく上から順番に赤くなります「うまかばい!」味で勝負!!3月~5月の期間、JAタウンでも販売しました!5にしの風

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