にしの風2021年6月号
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「ママ」と「母親」家に友達四人が遊びに来た日母を呼ぶ時に……困ったそっと「母親」と呼んでみた母は返事をしない 振り向きもしない少し大きな声で「母親」と呼んでみた母はちらっと見ただけで 知らんぷりいつも母を呼ぶ時は「ママ」いつも人に話す時は「母」友達のように「おかあさん」と呼ぶと母は違う人になってしまう母が五年生の頃 先生から言われた「ママではなくおかあさんと呼びなさい」「私の母はママです」母はそう答えたらしい母は今でも堂々と祖母を「ママ」と呼ぶ私はもう少し大きくなったら 考えよう母を何と呼ぶのか……「ママ」でいいかなあ佐世保市立春日小学校6年溝越 理彩さん自分で考え行動できる人、人に感謝できる人、そして将来は人の役に立つ人になってほしいと思います。自分で考え行動できる人になりたいです。人に感謝できる人にも…。人の役にたつ努力もしています。将来は社会に貢献できる大人になりたいです。ご家族から子供さんへ一言メッセージ子供さんからご家族へ一言メッセージ【選  評】 これまで「ママ」と呼んでいたのに、友達の前で悩みながら「母親」と呼ぶ理彩さん。このような悩みが六年生になった心の成長なのでしょう。そのことを母の呼び方という視点で上手に表現しています。呼び方は、なかなか変えにくいのですが、母の話をもとにこの悩みを乗り越えようとしています。ちなみにこの詩では、「母」が使われています。受 賞受 賞NCC賞NCC・JA全農ながさき 第27回おかあさんの詩コンクール 入賞作品紹介9にしの風

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