にしの風2021年7月号
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JAながさき西海 平戸地区たまねぎ部会 部会長 小お川がわ 重しげ雄おさんパラダイスAgri-Paradise JAながさき西海平戸地区管内で「吊るし玉ねぎ」を生産する平戸地区たまねぎ部会の小川部会長。平戸地区で玉ねぎを作る魅力や部会で大切にしている目標など、玉ねぎへの熱い気持ちを込めて話していただきました。品質の良さ。これを平戸の魅力としたいですね。(左から)小川重雄部会長、奥様の登志子さん玉ねぎ主な産地:島原半島全域、諫早市、平戸市出荷時期:早生・3月~5月、普通・6月~10月 平戸地区は全国的にも有名な赤土・粘土質の土壌のため、実のしまりが良く、糖度が高い玉ねぎを作ることができます。昔からの伝統技術として、収穫した玉ねぎを10玉ずつくくって竿にかけ、小屋で最低1か月間自然乾燥してから出荷をしています。じっくり自然乾燥させることで、玉ねぎ本来の色・つやが出てくるんですよ。こうしてできた玉ねぎを「吊るし玉ねぎ」といい、私たちは「吊り玉」と呼んでいます。 玉ねぎを作りはじめて25年。早かったといえば早かったですね。現在は家族3人で玉ねぎを5反、水稲を8反作っています。玉ねぎを栽培する中で、農薬散布は極力控えています。減農薬は今の農業になくてはならないことです。回数を記録し、正確に管理することが大切。密接せず少し広げて病気に強くするなど、ちょっとした工夫をすることで良い玉ねぎができるかどうかが変わってきます。農薬散布はできるだけ少なく昔ながらの技術で栽培する「つり玉」4にしの風

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