にしの風2021年8月号
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 Ag-       46月~10月アスパラガス栽培は夏場の管理が特に大切です。梅雨時期と真夏時ではかん水時間を変えています。真夏時は朝からかん水しても昼には土壌が乾いてしまいます。かん水のしすぎはよくありませんが、野菜に栄養を与える肥料と同じように、「水も肥料」というくらいアスパラガスに水はとても大切です。高収量アスパラガス農家の方の話を聞いて参考にするなど、高品質なアスパラガスを作るため勉強は欠かせません。アスパラガスを作る中でたまに失敗してしまうこともありますが、何が悪かったのか必ず見つけて改善するよう心がけています。今年の秋にアスパラガスのハウスを新しく建て、栽培面積を広げる予定です。アスパラガスは植え付けから1〜2年は収穫できません。長い年月管理し、やっと立派なアスパラガスができます。現在は1人で経営しており、20㌃の面積でアスパラガスを作っているので大変なこともありますが、自分のアスパラガスを食べていただいた方から「おいしかった」と言われたときは、社会貢献できていることを実感し、大変やりがいを感じます。もう一つ、私が頑張れる理由は家族です。今はコロナ禍で難しいですが、1年に一度の家族旅行を楽しみに頑張ることができます。私は37歳で就農し、アスパラガスを作り始めて16年が経ちました。私は作物を作ることが大好きです。2月後半から10月までアスパラガス、それ以外の時期は別の作物を作り、一年中農業に携わっていたいです。アスパラガスは高単価作物なうえ、持ち運びも楽なので歳を重ねても作ることができる、とても魅力的な作物です。まだまだ現役です! 「おいしい」と言っていただけるよう頑張ります!これからもriParadiseアスパラガス主な産地:長崎県内全域出荷時期:3月~4月、1年中農業に携わっていたいです管理次第で反収が決まる頑張れる理由がある挑戦し続けていきたい3月から4月に採れるものを「春アスパラガス」、6月から10月に採れるものを「夏アスパラガス」といいます。8月号のあぐりパラダイスでは、長崎県内でアスパラガスを生産する2人の部会長にお話を伺いました。1本ずつ収穫します丁寧に摘芯します立派なアスパラガスが採れました!パラダイスJAながさき県央JAながさき西海 平戸地区たまねぎ部会 アスパラガス部会部会長 小お川がわ 重しげ雄お部会長 音おと辻つじ 義よし隆たかさんさん

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