にしの風2021年9月号
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生活部ガス課は7月27日、諫早市でLPガス業務主任者講習会を開催しました。講習会には県下JAのLPガス業務主任者16人が参加しました。LPガスによる事故を防止するため販売事業者は従業員に対し保安教育を実施する必要があります。今回はガス課が事務局となり、液化石油ガス保安法改正内容や業務主任者の保安業務に係る職務について講義を行いました。また、外部講師による過去数年間のLPガス事故の傾向・対策や販売所への立入検査実施状況・指摘事項の説明も行われました。令和2年度のLPガスによる事         7件)でした。事故の一つである一故件数は192件(前年度202酸化炭素中毒事故の防止対策として、①施設を利用する一般消費者へ一酸化炭素中毒の発生原因や対策の周知を徹底すること②業務用施設へ換気を促すステッカーの貼付や立ち入り検査を行うことを確認しました。外部講師として講義を行った長崎県消防保安室の千代田雄輔主任主事は「慣れや思い込みから事故発生につながるため、作業時にはチェックを怠らないで」と強く呼びかけました。園芸部特産課は8月11日にWEB上で令和2年産冬人参・令和3年産春人参の人参販売反省会を開催し、冬人参の販売実績数量が1万225㌧(前年比88%)、春人参が8,634㌧(前年比112%)となったことを報告しました。反省会には生産者、JA、市場関係者、県関係機関など51人(うちWEB13人)が出席しました。令和2年産冬人参は、台風被害と豪雨の影響で平年を下回る出荷量となりました。年内は気温が高かったため全国的に出荷量が増加し、一時的に価格は低調に推移しましたが、年末から年明けにかけては相場も回復し、累計では前年を上回る単価で終了しました。令和3年産春人参は天候に恵まれ、特に3月は平年を超える出荷量となりました。令和3年は梅雨入りが早かったため品質管理と計画出荷に十分留意し、7月初旬まで出荷。出荷数量は計画・前年を超えました。また、長引くコロナ禍により業務向け需要が縮小する中、販売先の主体となる一般量販店のニーズに合わせた適期収穫に取り組み、比較的安定した単価を維持しました。野口進園芸部長は「新型コロナウイルスの影響で全国的に園芸品目の価格が低調に推移する中、ほぼ前年並みの実績を確保できたのは正確な情報を消費地へ発信した結果だと思っている。今回の課題を次年度の生産・販売へつなげていきたい」と話しました。LPガス業務主任者講習会人参販売反省会(令和2年産冬人参・令和3年産春人参)LPガスによる事故を防止春人参過去最大の出荷量を達成挨拶をする野口園芸部長講義を行う本多勝成審査役(左)と平尾健人職員

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