にしの風2021年10月号
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生活部生活課は8月27日、諫早市で長崎県Aコープチェーン店長会研修会を開催しました。研修会はリモート形式で行われ、県下JAのAコープ店舗店長ら14人が参加しました。店舗経営で重要なことは、お客様をはじめ、取引先や店舗で働く従業員、地域社会等に対する責任を果たすため、店舗の存続・拡大を図ることです。その具体的な方策を学ぶため、公開経営指導協会の加納和弘氏を講師に、店舗における「人・商品」の生産性の重要性を学びました。生産性向上の具体策として①「作業計画を立てる」ことで、人や作業時間などの効率化を図る②「確実・安全・迅速」を加味した行動に努めること③「現場で・現物を・現実に」の3現主義に基づく作業をすること―を確認しました。研修を終えた参加者は「学んだ知識を部下と共有したい」と話しました。 12月に迎える出荷ピークを前に、園芸部果樹課は9月9日、令和3年産長崎みかん出荷協議会を開催しました。生産者、JA、市場関係者、県関係機関ら50人(うちWEB37人)が参加しました。令和3年産長崎みかんのJA系統出荷計画量は2万3,520㌧(前年比114%)が見込まれています。令和3年産長崎みかんは、平年より高品質で推移していましたが、8月中旬の降雨により8月30日時点では目標の品質より低い傾向にありました。品質向上対策としてフィガロン乳剤の散布、マルチの開閉、果皮障害対策の実施を行った結果、長崎県JA果樹研究会柑橘部会の古川公彦部会長は「品質は順調に回復してきている」と報告しました。重点生産対策として①生産量の確保②シートマルチ管理の徹底③果皮強化ならびに秋芽処理④腐敗果防止対策⑤越年みかんの貯蔵管理の徹底⑥早期樹勢回復の対策を講じることを確認しました。昨年に引き続きコロナ禍で厳しい販売状況が予想される中、市場や消費者から信頼される長崎みかんを計画的に出荷・販売するため、市場・生産者・JAグループが連携を図ります。また、長崎みかんの銘柄向上対策として、ポスターなどの販促資材を作成し、県統一資材を活用した販売促進に取り組みます。           6長崎県Aコープチェーン店長会研修会令和3年産長崎みかん出荷協議会店舗の「生産性」を向上長崎みかん出荷計画2万3,520㌧研修を受ける参加者会議風景

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