にしの風2021年10月号
7/12

励会が、9月4日、JA全農ミートフーズ(株)九州営業本部で開催されました。この共励会は、脂肪交雑などの肉質等級等を競い、肥育技術の向上と肉質改善を目的として毎年開催されている九州最大級の肉牛共励会です。長崎県は子牛生産も盛んな県であることから、昨年に引き続き、共励会出品要件に加え、長崎の独自取組として長崎県内産素牛、1代祖は長崎県有種雄牛という条件で取り組みました。今年は九州・沖縄8県から選抜された各17頭、計136頭のうち117頭が枝肉格付の最高位である5等級とハイレベルな共励会となりました(団体優秀賞:鹿児島県)長崎県全体の成績は、事務局が定める出品条件(体重)に惜しくも1頭達しなかったものの、16頭が5等級、BMSNo.について第45回九州管内系統和牛枝肉共は、出品牛全頭の平均を上回る好成績を収めました。 長崎和牛肥育生産者の肥育技術の高さと、長崎県肉用牛改良センターが所有する「金太郎3」を始めとする長崎県産種雄牛の産肉能力が優秀であることが証明されました。来年度開催される第46回九州管内系統和牛枝肉共励会および第12回全国和牛能力共進会鹿児島県大会に向け、引き続き繁殖・肥育生産者・畜産関係者が一体となり、「長崎和牛」の更なる振興に取り組みます。県南畜産事業所は9月18、19日の2日間、9月期子牛セリ市を開催しました。JA島原雲仙、JAながさき県央管内から黒毛和種の雌牛356頭、雄牛1頭、去勢牛516頭の合計873頭が上場され、うち858頭の取引が成立しました。枝肉相場は軟調に転じる中、多くの購買者が来場したことと、発育良好な牛が揃ったことにより活発な取引が行われました。第45回九州管内系統和牛枝肉共励会9月期子牛セリ市九州最大級の共励会が開催858頭が成立長崎県と全体の成績比較表(平均)9月期子牛市場成績表(18~19日合計) 9月期の子牛市場     7   628,901741,882696,242(単位:円)前回比99.17%97.10%97.67%長崎全体13617頭数817793生体重量(kg)517.7530.9枝肉重量(kg)65.2歩留(%)64.983.4ロース芯面積(㎠)79.1バラ厚(cm)9.18.92.3皮下脂肪厚(cm)2.277.177.2歩留基準値BMSNo.11.110.3最高値メス1,009,800去勢1,027,400合計1,027,400最低値平均価格kg単価2,274200,200194,7002,5162,422194,700(価格はすべて税込)

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る