にしの風 2021年12月号
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大根主な産地:島原市、諫早市出荷時期:10月~5月山口部会長は、秋冬・春を合わせて2・4㌶(秋冬1・2㌶)の面積で大根を栽培しています。現在は両親と奥さんの4人で経営されていますが、「2年後は農業大学校に通う息子と一緒に農業できる」と目を細めながら話されているのが印象的でした。今回は島原地区で大根を作る魅力や、良い大根を作るためにこだわっていることを話していただきました。JA島原雲仙 島原市だいこん部会 部会長 山や口ぐち 茂し樹きさん選果場が設立される前は、各農家が朝早くから収穫、選果、夜に箱詰めをする「個選(個人選果)」をしていましたが、選果場が設立されてからは「共選(共同選果)」となりました。さらに収穫機も導入されたことで、時間も手間も省くことができたため圃場にいる時間を確保できるようになり、島原地区の大根の面積が拡大しました。多くの品目に対して言えますが、大根も   Ag-まげ4土壌成分によって品質や収穫量は変わります。冬と春は大根と人参を作り、畑が空く5月以降は土づくりの一環として緑肥「ソルゴー」(とうもろこしのようなイネ科の緑肥作物)を栽培しています。そうすることで、連作障害を防ぐことができます。前作で残った余分な肥料分を吸収し、ふかふかの土を作ることができます。選果場・収穫機導入で栽培面積を拡大「土づくり」にこだわっていますriParadise山口部会長(左)とJA島原雲仙 営農部 北部基幹営農センター 島原地区営農センター 影山健一郎職員パラダイスJAながさき西海 平戸地区たまねぎ部会 部会長 小お川がわ 重しげ雄おさん立派な大根を計画的に出荷する

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