にしの風 2021年12月号
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第6回長崎県系統肉豚枝肉共励会令和3年産秋冬野菜類出荷協議会(有)大西海ファーム2年連続金賞秋冬野菜類出荷始まる量73・7㌔、背脂肪1・9㌢、上物率88・3%で、前畜産部畜産課は10月26日、佐世保市で第6回長崎県系統肉豚枝肉共励会を開催しました。この共励会は、生産者の飼養管理技術向上による養豚経営の安定・生産基盤拡充を図ることと、養豚農家および系統養豚事業の活性化を目的としています。県内系統養豚生産者が出品した60頭の中から、最高賞である金賞にJA長崎せいひ㈲大西海ファームが2年連続で輝きました。金賞受賞の枝肉は、枝肉重量75・2㌔、販売単価は1㌔当たり3,000円の高値で取引されました。出品豚全体の成績は、枝肉重年(80・4%)に比べて上物率が上昇しました。共励会終了後はWEBで褒賞授与式を実施。出品生産者、JA、県関係機関の30人が参加しました。JA全農ミートフーズ㈱西九州営業所の安井健一郎審査委員長が審査講評で「全体を通して各部位が充実しておりバランス良好。上物率が非常に高く、取引先から好まれる肉しまり、肉色の良好な豚も多く見受けられた」と総評しました。また、JA全農ミートフーズ㈱九州営業本部営業2課の桑田勝也課長による「肉豚情勢」、ジェイエイ北九州くみあい飼料㈱営業1部養豚課の石橋慶一係長による「飼料情勢」と「母豚成績に関わるポイント」、長崎県県北家畜保健衛生所の平井良夫防疫課長による「飼養衛生管理」第6回長崎県系統肉豚枝肉共励会受賞者一覧表の研修会も行いました。各賞受賞者は以下のとおりです。(敬称略)園芸部野菜課は11月4日、長崎県JA会館で令和3年産秋冬野菜類出荷協議会を開催し、レタスが10,715㌧(前年比109%)、ブロッコリーが4,850㌧(前年比107%)、スナップエンドウが308㌧(前年比91%)などの出荷計画を確認しました。生産者、JA、市場関係者、県関係機関ら39人(うちWEB28人)が参加しました。令和3年産秋冬野菜は8月中旬以降の長雨・豪雨により品質低下、9月下旬以降の干ばつや10月下旬に気温が低下したことにより生育遅れが見られましたが、大きな台風被害もなく生育も徐々に回復しているため、年内は潤沢な出荷を見込んでいます。今後の出荷に向け、出荷および商品性向上対策として①生産数量・出荷時期の把握、計画出荷の実施②適期収穫の励行、規格選別基準の統一③生産履歴回収の徹底④JAにおける荷受け品質検査の実施―を徹底。また、流通および販売強化対策として①重点市場への継続出荷②他産地情報、消費地動向の把握③消費宣伝活動の実施④契約的販売の拡大―に取り組みます。田邊浩史野菜課長は「春野菜に引き続き、レタス、ハクサイ等の価格が低迷し、大変厳しい状況にある。生産者の皆さまには品質のいいものを出荷していただき、市場の皆さまには少しでも良い単価で販売していただきたい」と話しました。豚枝肉のポイントを説明するJA全農ミートフーズ㈱西九州営業所山口政信職員JA名褒賞金賞長崎せいひ㈲大西海ファーム銀賞ながさき県央山本良一銅賞長崎せいひ山田文明極上賞ながさき県央山本竜一極上賞島原雲仙中島用市生産者名枝肉重量販売単価販売金額75.23,000225,60077.82,000155,60076.91,00076,90080060,32075.472.280057,760開会にあたり挨拶をする田邊課長     7   

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