にしの風2022年1月号
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全国農業協同組合連合会長崎県本部運営委員会会長 辻令和4年 年頭のご挨拶あけましておめでとうございます。謹んで新春のごあいさつを申し上げます。令和4年の年頭にあたり、組合員・JAならびに関係者の皆様から旧年中に賜りましたご支援、ご協力に対し、厚くお礼申し上げます。昨年も豪雨や台風等の自然災害や、豚熱・鳥インフルエンザ等の家畜伝染病に全国各地が見舞われ、甚大な被害が発生しました。そして長期化する新型コロナウイルス感染症により、会議や催事の縮小開催を余儀なくされる等、大きな影響を受け続けています。被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、被災地の復旧と新型コロナウイルス感染症の早期終息をお祈りいたします。さて、国内農業を取り巻く環境は、昨年9月に中国がTPPへの加入を正式に申請、さらにRCEPが令和4年1月1日に発行されるなど、国内農畜産物への大きな影響が懸念されています。こうした中、伸展する国際化に対して、今後さらにJAグループが連携して対策を講じていく必要があります。県内農業につきましては、JA長崎県いちご部会が農林業の振興に貢献したとし、県民表彰「優良団体(農林)」を受賞しました。また、昨年に発表された令和2年産米の食味ランキングでは長崎県産「にこまる」「なつほのか」が特Aを獲得しました。 さらに本年は第12回全国和牛能力共進会          田 勇 次2じめ関係者一体となり、日本一奪還を目指が鹿児島県で開催されます。長崎和牛のさらなる銘柄確立のため、生産者、JAをはしてまいります。こうした取り組みを踏まえ、JAグループの10年後に目指す姿である「持続可能な農業の実現」「豊かで暮らしやすい地域共生社会の実現」「協同組合としての役割発揮」を見据え、自己改革を着実に実践してまいります。今年も、JAグループ長崎の一員として、組合員・JA、消費者の皆様の負託に応えるため、全職員一丸となり努力してまいりますので、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。結びに、皆様方のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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