にしの風2022年1月号
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全国農業協同組合連合会長崎県本部県本部長 白       3      石 哲 郎令和4年 年頭のご挨拶あけましておめでとうございます。年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。日ごろより、JA全農グループ事業につきまして、ご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症は依然治まりを見せず、農家・ 組合員の皆様をはじめ、わたくしたちJAグループの事業にも大きく影響をおよぼし、生活様式や、営農・経済事業のあり方にも変化をもたらしました。また、台風や豪雨、豚熱・鳥インフルエンザなど甚大な被害を受けられた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。一方、農業生産現場においては、天候不順や外食需要の低迷から、農畜産物の消費減速・価格低下など幅広い品目で影響を受ける厳しい環境となりました。このような中、いちごの取扱高が過去最高の107億円突破など、生産者の皆様は努力を惜しまず、持続可能な事業の展開を求め、不断の取組みを行いました。本会としましても、更なる、県内農畜産物の販売拡大・生産振興・消費拡大に取り組む所存であります。本年は新たな中期3か年計画(令和4~6年度)がスタートする年です。農業を取り巻く環境が変化する中、10年後を見据えた2030年の全農グループのめざす姿を「持続可能な農業と食の提供のために“なくてはならない全農”であり続ける」と定めました。その実現に向け、①生産振興②食農バリューチェーンの構築③海外事業展開④地域共生・地域活性化⑤環境問題など社会的課題への対応⑥JAグループ・全農グループの最適な事業体制の構築に取り組んでまいります。結びになりますが、本年も組合員およびJAの皆様と一体となって事業展開に努めてまいりますので、昨年以上にご支援・ご鞭撻を賜りますことをお願いし、皆様のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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