にしの風2022年1月号
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心折れそうな切ない夜もある、何気ない日々の中でふと新技を思いついてニンマリすることもあるかも。鍵作りの研究熱心なお父さん、晋之介さんとの攻防自体が次への活力でありボーナスなのではないでしょうか。様々な鍵に施された「なんだか」実は複雑で繊細で絶妙な構造をしています。それが解析 9 できちゃうのは、お父さんが昔どこかで似たような鍵をたくさん見てきたからかも知れないなぁと思いました。何度も 形を変えて僕が追い出す「『話』という名の鍵」【選  評】最優秀・JA全農ながさき賞僕の父さんは鍵師いつも僕に話しかけてくるそして笑わせようとするだけど僕は中学生自分の心のドアには鍵がかかってるなんだか 恥ずかしいなんだか カッコつけたいなんだか めんどくさいそんなもので鍵をかけているすると父さんは、話という鍵で開けようとしてくるだけど開かない父さんは 何度も 鍵を作ってくるだから 時々開くんだ僕は笑ってしまう父は心の中に入ったけど 毎日 この繰り返しはぁ 今日も開けようとしてくるよ(終わり)長崎市立淵中学校3年原田晋之介さんご家族から子供さんへ一言メッセージ自分の好きな事を信じてステキな人生を送って下さい。子供さんからご家族へ一言メッセージ家族の大切さを改めて気づくことができました。父さん母さん本当いつもありがとう。受 賞受 賞NCC・JA全農ながさき 第28回おかあさんの詩コンクール 入賞作品紹介

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