にしの風 2022年3月号
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令和4年産玉葱出荷協議会令和3年産第3回いちご中間検討会早生玉葱9,142㌧、普通玉葱666㌧を計画出荷ピークは3月下旬の見込み園芸部特産課は2月9日に長崎県JA会館で令和4年産玉葱出荷協議会を開催しました。生産者、 JA、市場関係者ら21人がWEBで参加し、令和4年産玉葱の出荷量の計画を早生9,142㌧(前年比106%)、普通666㌧(同113%)に決めました。令和4年産玉葱は、早生209㌶、普通16㌶で生産を開始。品種は「スーパーアップ」「早生濱豊」「濱笑」「貴錦」「七宝」などが作付けされています。本年産は9月中旬以降の干ばつにより定植に遅れが見られました。干ばつ前に定植したものは全体的に不揃いとなりましたが、その後は天候に恵まれたことから、品質良好で、平年並みの生育を見込んでいます。新型コロナウイルス感染拡大の           6では、①出荷見通しの早期把握影響により、外食需要の低迷、原油価格の高騰を受ける中、協議会②個別選果における風乾と選果選別の強化 た計画的な継続出荷―を重点事項として取り組むことを確認しました。本年も変わらず厳しい栽培管理、選果・選別、品質管理の徹底で「長崎産玉葱」の定着・拡大を図るとともに、市場との連携を密にし、計画的な安定出荷を行い有利販売につなげていきます。③重点市場を中心とし園芸部野菜課は2月21日、令和3年産第3回いちご中間検討会を開催しました。本検討会は、いちご出荷時期に合わせて定期的に開催しており、今回で3回目です。今回は総合営農推進センターを拠点としたWEB形式の開催で、卸売市場とJAが参加しました。令和3年産長崎いちごの栽培面積は約203・2㌶(前年比99・6%)で生産しています。天候の影響で年内から年明けまで出荷量は伸び悩み、また1月下旬から2月中旬にかけて1番果と2番果の端境期となり出荷量は減少(前年は1月下旬より2番果が本格化)したことから、累計出荷量は前年比78%となっています。3月中下旬には2番果・3番果と連続出荷を見込んでおり、大きなピークを迎えると予測しています。今後は出荷量が一気に増量することと、3月の気温上昇により取り遅れ・傷みの発生が予測されることから、3月以降の着色基準の確認・共有を図りました。

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