にしの風 2022年3月号
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【選  評】審査員特別賞遙人くんはお母さんが大好きなんですね。友だちとけんかして帰った時、声をかけてほし 8かったお母さんがすぐに声をかけてくれたのはとても嬉しかったのでしょう。詩に書かれた様子からわかります。その後の「な」の使い方は、詩にリズムをつくっています。お母さんとの関わりをこれからも力として、元気に学校に行ってください。口うるさいお母さん 会いたくなったきびしいお母さん 頭をなでて なぐさめてもらいたくなったある日 友だちとけんかして涙を一たんは止めて帰った 帰ったぼくを見るなり「どうした けんかでもした?」とお母さんはすぐに当ててきた涙があふれ出てきて お母さんって すごいなかなわんな大好きだなぼくの生きる力の源だなお母さんと一緒に漬けた梅酢のビンを 炭酸と割った梅酢ドリンクを飲むと一日のつかれは一気にぶっ飛んだおれ また明日から学校に行けそうだなだけどだけどおれ口元がふるえ出したついに開けて「ぼくの力の源」長崎市立坂本小学校4年    上野 遙人さん受 賞受 賞NCC・JA全農ながさき 第28回おかあさんの詩コンクール 入賞作品紹介

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