にしの風 2022年5月号
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大雲仙トマト主な産地:南島原市出荷時期:11月~6月トマトを作り始めて35年。ずっとトマトを研究しています。トマト作りを始めた当初は「桃太郎」という品種を作っていましたが、平成17年に現在の大雲仙トマト「ソプラノ」という品種に出会いました。当時は周りから「高糖度トマトのような金額の高いトマトは売れないんじゃないか」と言われていましたが、「うまかったら売れるさ」という自分の気持ちを信じて作り始めました。当初、糖度8度まで上げるのに大変苦労しましたが、試行錯誤を重ね糖度10度のトマトができました。私のトマトが市場で通用するか試すため、当時高糖度トマトが有名だった四国で販売したところ、大変人気だったので東京でも販売するようになりました。このトマトの特徴は、食味、食感、旨味、すべてに優れている高糖度トマトであるということ。出荷規格は「レギュラー」が7度以下、「ハニー8」が8度以上、「特ちゃん」が10度以上あります。 「糖度を上げるために水を与えない」というのは聞いたことあると思いますが、こ井口部会長のハウスには青々とした葉と収穫を迎える赤いトマトがたくさん実っていました。トマトの優しい香りに包まれる井口部会長のハウスでお話を伺いました。JA島原雲仙 大雲仙トマト部会 部会長 井い口ぐち 壽の之ゆさん水は適度にあげることが大切riParadise  Ag-のぶき 4(左から)JA島原雲仙営農部南部基幹営農センター販売流通課 近藤勝衛主任、井口部会長、JA島原雲仙営農部南部基幹営農センター営農指導課 宮田義明係長パラダイスJAながさき西海 平戸地区たまねぎ部会 部会長 小お川がわ 重しげ雄おさん18年前、「ソプラノ」に出会う良いトマトの条件は「食味・食感・安全性・日持ち」

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