にしの風 2022年5月号
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園芸部果樹課は3月8日に長崎県JA会館で、令和4年産ハウスびわ出荷協議会を開催し、出荷計画を222㌧とすることを報告しました。生産者、JA、市場関係者、県関係機関が出席しました。令和4年産ハウスびわの栽培面積は施設の老朽化や生産者の高齢化等の影響で2,412㌃(前年比98%)と減少傾向ですが、生産量は222㌧(前年比101%)と前年を上回る見込みです。日照時間を確保できましたが、9月以降の干ばつにより、昨年より4週間遅い2月12日に出荷を開始しました。今後、計画にそった出荷を行うため、施設内の温度管理・水管理・過湿対策等を行うとともに、急激な気温上昇に伴う障害果の低減対策を徹底し、食味の良い「長崎びわ」を出荷します。また、的確な産地情報を提供することと、早期からのパック容器による出荷で売場作りに務めることを確認しました。木下満夫副本部長は「生産資材や重油高騰により厳しい年となったため、ハウスびわの有利販売に向けて対策を講じていきたい」と話しました。園芸部果樹課は3月14日、長崎県JA会館で長崎みかん生産販売対策検討会を開催し、市場関係者や生産者、JA、関係機関ら40名が出席しました。令和3年産長崎みかんは、2月末時点で出荷量23,506㌧(前年比114%)の実績となりました。着果量が多かったことと干ばつの影響で小玉傾向となりましたが、前年多発した日焼け果が少なく、台風被害もなかったことから全体的に品質良好で、概ね計画通りの出荷となりました。令和4年産は、着果確保に重点的に取り組むとともに、出荷量の確保と高品質果実の安定生産を徹底。また、消費地のニーズを捉えた販売の実施や、消費宣伝の強化を徹底し、消費者へこれまで以上にPRを行うことで長崎みかん銘柄向上に努めることを協議しました。令和4年産ハウスびわ出荷協議会長崎みかん生産販売対策検討会ハウスびわ出荷計画222㌧高品質果実の安定生産に向けて           6挨拶をする木下副本部長

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