にしの風 2022年5月号
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NCC賞弟の会話から詩が始まっています。書き出しの工夫ですね。次の言葉が出るまでに時間が9 かかる弟の会話は三か所ありますが、一つ目は「あ」が四つ、二つ目は「あ」が五つ、三つ目は「あ」が三つと変化させている所も弟の声にしっかり耳を傾けていることを感じます。「なぁに⁉」と言った朱莉さんのやさしい声が聞こえてきそうです。「あ・あ・あ・あ・あーかりちゃん」弟が私をよんだ「あ・あ・あ・あ・あ・あーのね」弟は次の言葉が出るまでに時間がかかる何を言いたいのか分からない時私はまてずにイライラする何を言いたいのか分かる時私は先に次の言葉を言ってしまうどっちの時も弟はかなしそうな顔で私を見る自分の気持ちを自分で伝えたかったんだね待ってあげられなくてごめんね弟の顔を見て心の中でそっとあやまった「あ・あ・あ・あーかりちゃん」弟が私をよぶ「なぁに!?」しゃべり出したら止まらない弟のさいしょの一言をゆっくりまってあげよう「まってるよ」【選  評】大村市立竹松小学校3年川上 朱莉さんご家族から子供さんへ一言メッセージ朱莉ちゃんおめでとう。これからも姉弟仲良く笑って楽しんでね‼子供さんからご家族へ一言メッセージこれからもなかよくしようね。受 賞受 賞

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