にしの風 2022年6月号
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コロナ流行の影響であちこちの病院がお見舞いを禁止している現状です。さみしい夏蓮さん。おばあちゃんもきっとそうでしょう。スマホ機能を利用してのリモートお見舞い。小さな画面の中に集まった家族や犬を想像す  9 るとこちらも温かい気持ちになります。みんな笑顔になれたかな。元気になれたかな。通信だとどうしても動きがカクカクしたり声が聞こえにくかったりする。もどかしくて、直接会いたい思いが一層強まるんですよね。おばあちゃんが入院した今はお見まい ダメだって一度も行っちゃダメだってそんなのイヤだな スマホを使って話したらむこうは画面に顔1つこっちはたくさん 時には犬を写したりお家の中を写したり変顔してみるお兄ちゃん画面ごしに話すのはなんだか少し話しにくい直接会って話したいだから早く帰ってきてねさみしいな入りきれないNCC賞「おばあちゃんの入院」【選  評】南島原市大野木場小学校5年黒田 夏蓮さんご家族から子供さんへ一言メッセージコロナ禍での入院でお見舞いに行けず淋しい状況を豊かな表現で言い表してくれました。夏蓮の優しい気持ちが伝わってくれるといいなと思います。子供さんからご家族へ一言メッセージこの詩を書いた時、おばあちゃんが入院していてさみしかったので、早く退院してほしいと言う思いで書きました。今はもう一人のおばあちゃんが入院しているので早く元気になってほしいです。NCC・JA全農ながさき 第28回おかあさんの詩コンクール 入賞作品紹介受 賞受 賞

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