にしの風 2022年8月号
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令和4年産麦類検査格付程度統一会令和4年度農業機械新製品研修会麦の集荷控え検査技術磨く労力の低減が求められる時代に対応農産部農産課が事務局を務める長崎県JA農産物検査協議会は6月14日、本格的な麦検査の開始を前に、諫早市で令和4年産麦類検査格付程度統一会を開催しました。同統一会は農産物検査技術の維持向上のために毎年行われ、今年は県下JAの農産物検査員34人が参加しました。開催にあたり九州農政局の宮永宏文検査技術指導官は、農産物検査が農産物流通の現状や消費者のニーズに即したものとなるよう、令和4年5月に検査内容の改正が行われたことを説明しました。各JAが小麦の「シロガネコムギ」「チクゴイズミ」「ミナミノカオリ」「長崎W2号」、大麦の「はるか二条」裸麦の「長崎御島」あわせて51点を持ち寄り、農産物検査員が班ごとに分かれて鑑定を実施し、九州農政局長崎県拠点の農政業務管理官の指導により等級を確認しました。今年の作柄は天候に恵まれたことから収穫作業は順調に進み、収量・品質は良好で、集荷量は5,570㌧を見込んでいます。白水守農産部長は農産物検査員へ「外国産麦の輸入が抑制されている中、国産麦の需要が高まっている。実需者へ品質基準を統一した上で麦を提供できるよう検査精度の向上を図ってもらいたい」と話しました。生産資材部農業機械課は6月産事業所で令和4年度農業機械新製品研修会を開催しました。県下JAの農業機械関係者54人(2日間合計)が参加のもと、メーカーによる新製品の説明や農業機械の実演が行われました。令和4年度春期の新製品は、系統取扱メーカー15社合計28型式で、トラクター2型式、管理機2型式、田植機1型式、その他同課の長濱史弥職員は昨年に引き続きJAグループ共同購入トラクター「SL33L」を紹介し、快適・安全な作業性に優れていることや様々な作業への汎用性を説明しました。また、近年、農業用ドローンの普及が拡大しているため無人航空機についての法改正の注意点を確認しました。一瀬寿幸生産資材部長は「スマート農機に特化した展示会・実演会や、生産者圃場での実演試乗会を実施し、農業機械の情報をより多く発信していきたい」と話しました。23型式でした。           622、23日、雲仙市吾妻町の県南畜鑑定を行う農産物検査員班ごとに分かれて鑑定挨拶をする一瀬部長説明を行う長濱職員

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