にしの風2022年9月号
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長崎びわ生産販売対策会議令和4年産春作ばれいしょ販売反省会日本一のびわ産地維持に向けて市場との情報共有強化で価格を維持園芸部果樹課は8月9日、長崎県JA会館で長崎びわ生産販売対策会議を開催し、生産者、JA、市場関係者、県関係機関ら37人(うちWEB9人)が出席しました。令和4年産露地びわの販売実績は、241・9㌧(計画比113%、前年比110%)で、単価は目標を上回る1,345円(前年比98%)。令和4年産露地びわの生産・販売の反省、令和5年産の課題と対策を協議し、市場との意見交換を行いました。令和4年産露地びわは、生育時の気温が低く推移したことで前年より10日ほど遅い出荷となりました。食味がよく、ハウスびわからの売場確保ができたことにより順調な販売となりましたが、「なつたより」の出荷が73㌧(計画比量に届きませんでした。令和5年産びわの販売対策として、ハウスから露地まで一貫した販売による「長崎びわ」の銘柄確立や、出荷コスト縮減と産地間品質格差是正等に向けた集出荷施設の統合及び共選の拡大などをあげました。木下満夫副本部長は「共選やセンサーを活用するなど、日本一のびわ産地として今後も消費拡大に取り組んでいきたい」と挨拶しました。園芸部特産課は8月22日、長崎県JA会館で令和4年産春作ばれいしょ販売反省会を開催し、生産者、JA、市場関係者、県関係機関から35人が出席のもと、販売実績数量が28,975㌧(前年比た。令和4年産春作ばれいしょは低温・乾燥により生育が遅れたものの、掘り取り時期の天候が安定したことから、最盛期となる5月中旬〜6月上旬にかけては日量500㌧を超える出荷となりました。一方で、圃場間の生育が不揃いとなったところも多く、最終的な販売数量は前年を下回りました。出荷後半は消費地で異常高温が続き、ばれいしょの末端消費が伸び悩む中、逐一正確な産地情報を発信し、関係取引先との連携強化に努めました。白石哲郎県本部長は「販売期間中の対応と取り扱いに改めてお礼を申し上げるとともに、本年の春先から初夏に対する生産・出荷・販売の課題を抽出し、次年度に向けた取り組みを確認し、今後につなげていきたい」と話しました。挨拶する木下副本部長挨拶する白石県本部長90%)と、市場から求められる数         7  96%)となったことを報告しまし

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