にしの風 2023年1月号
2/12

全国農業協同組合連合会長崎県本部運営委員会会長 山令和5年 年頭のご挨拶あけましておめでとうございます。謹んで新春のごあいさつを申し上げます。令和5年の年頭にあたり、組合員・JAならびに関係者の皆さまから旧年中に賜りましたご支援、ご協力に対し、厚くお礼申し上げます。昨年は台風等の自然災害をはじめ、県内で初となる養鶏場での鳥インフルエンザの感染に見舞われるなど、農業経営においても甚大な被害が発生しました。被害に遭われた皆さまに心からお見舞い申し上げます。 さて、国内農業を取り巻く環境は、コロナ禍がもたらした生活様式・消費形態の変化やロシアによるウクライナ侵攻などにより、肥料原料や飼料穀物などの農業に必要な資源価格の高騰が続いています。さらに、近年稀にみる円安など、日々変化していく社会情勢は私たちの生活に大きな影響を与えています。一方、国連で採択された「SDGs」や政府が策定した「みどりの食料システム戦略」など、持続可能な循環型農業・社会の実現に向けた社会的要請は、より一層強くなっています。そうした中、JAグループにおいても行政・研究機関・企業等と連携し、持続可能な循環型農業・社会の実現への貢献が求められています。県内農業につきましても、従来の農作業の省力化や生産性向上を目的としたスマート農機試乗・実演会の開催や、土壌診断にもとづく適正施肥の提案、安価な国内地域資源の積極的活用検討など、トータル生産コストの低減に向けて取り組んでいます。本年につきましても、JAグループの目指す姿である「持続可能な農業の実現」「豊かで暮らしやすい地域共生社会の実現」「協同組合としての役割発揮」を見据え、自己改革を着実に実践し、組合員・JA、消費者の皆さまの負託に応えるため、全職員一丸となり努力してまいりますので、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。結びに、皆さま方のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。          川 重 幸2にしの風

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る