にしの風 2023年1月号
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全国農業協同組合連合会長崎県本部県本部長 白令和5年 年頭のご挨拶3にしの風あけましておめでとうございます。年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。日ごろよりJA全農グループ事業につきまして、ご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。さて、国内農業を取り巻く環境は、高齢化や後継者不足に伴う農業就業者人口の減少、耕作放棄地の拡大により生産基盤が縮小している一方、1経営体当たりの経営耕地面積は拡大するなど、担い手確保とともに、生産の効率化・高度化が求められています。またコロナ禍での各国の輸出規制実施やロシアのウクライナ侵攻などにより、 肥料原料や飼料穀物といった資源価格が高騰するなど、農家経営を取り巻く環境はさらに厳しさを増しています。こうした中、本会としましては、生産者の経営の効率化・作業の省力化に向けた、農業用ドローンやクラウド型営農管理システム「Z―GIS」の普及をはじめ、肥料原料の一層の安定確保をめざし、産地の切り替えや多元化を図り、生産者の所得向上につながる取り組みを進めています。県内農畜産物の販売拡大・生産振興・消費拡大については、昨年は県内外で各種フェアや、9月の西九州新幹線開業に向けたPRイベントを開催しました。さらなる県内農畜産物の販売力強化に向け今後も努力してまいります。本年も、今次「中期計画」(令和4~6年度)における6つの全体戦略①生産振興②食農バリューチェーンの構築③海外事業展開④地域共生・地域活性化境問題など社会的課題への対応⑥JAグループ・全農グループの最適な事業体制の構築―に取り組み、2030年の全農グループのめざす姿である「持続可能な農業と食の提供のために“なくてはならない全農”であり続ける」ことをめざしてまいります。結びになりますが、本年も組合員および         石 哲 郎JAの皆様と一体となって事業展開に努めてまいりますので、昨年以上にご支援・ご鞭撻を賜りますことをお願いし、皆様のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。⑤環

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