にしの風 2023年4月号
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県内小学校へいちごを提供令和5年産ハウスびわ出荷会議長崎いちごが学校給食に登場ハウスびわ出荷計画218㌧JA長崎県いちご部会(事務局=園芸部野菜課)は、長崎いちごの日として2月15日と3月15日に提供希望のあった県内小学校の生徒、教職員およそ4万7,000人(2日間合計)へ長崎いちごを提供しました。同部会が主としての提供は今回が初めてです。県内小学校の子どもたちに学校給食として地元・長崎産のいちごを提供することで、おいしさや魅力を知ってもらうことと、生産者の努力、また県内農業に興味を持ってもらうことを目的としています。同部会は、いちごの出荷量が全国トップクラスであることや、SDGsの取り組み等を紹介した資料を小学校へ配布し、長崎いちごをより知ってもらえるよう促しました。2月15日、長崎いちごを口にした長崎市立稲佐小学校の生徒は「甘くてジューシーでとてもおいしい」と、笑顔で給食の時間を楽しみました。園芸部果樹課は2月16日に長崎県JA会館で、令和5年産ハウスびわ出荷会議を開催し、出荷計画を218㌧とすることを報告しました。生産者、JA、市場関係者、県関係機関ら40人が出席しました。令和5年産ハウスびわの栽培面積は施設の老朽化や生産者の高齢化等の影響で2,340㌃(前年比97%)、生産量218㌧(同98%)   7    と減少傾向ですが、夏秋季の好天に恵まれ日照時間を確保できたことにより、着房率は92・7%と、前年・過去10ヵ年平均を上回りました。出荷は前年より約2週間早い1月31日から開始。低温で推移していますが、出荷ピークは前年より前倒しになると見込んでいます。生産資材等の物価高騰により厳しい状況が続く中、今年産も計画にそった安定的な出荷を行うため、施設内の温度管理・水管理・過湿対策を行うとともに、急激な気温上昇に伴う障害果の低減対策を徹底し、食味の良い「長崎びわ」を出荷します。また、的確な産地情報を提供することと、パック容器による出荷で早期売場作りを行い、有利販売に努めます。いちごを手に喜ぶ生徒開会にあたり挨拶をする木下満夫副本部長にしの風

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