にしの風 2023年4月号
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JAグループ長崎第23回全国ビワ研究協議会甲子園へ出場する地元高校野球部を応援「きばろうで!!未来へとつながる産地づくり」JAグループ長崎は3月上旬、春の甲子園に出場することが決まった海星高等学校と長崎日大高校の野球部の選手らに県産米やスポーツドリンクなどを贈り激励しました。スポーツ選手にとって体づくりや体力回復に欠かせない食の支援を重要視しています。昨年夏の甲子園にも出場した海星高等学校のキャプテンである田川一心さんは「目標は前回の結果を超えること。3勝以上を目指す」と力強く話しました。長崎日大高校の力野孝典理事長は「選手にはエネルギーとなる米を食べてもらい、体づくりをしてもらいたい」と米を食べることの重要性を改めて話していただきました。全国果樹研究連合会、長崎県JA果樹研究会、JA全農ながさきは3月9日、第23回全国ビワ研究協議会を長崎市で開催しました。この協議会は、全国のビワ生産者が一堂に会し、ビワ産業の振興と消費拡大のための方策について協議することにより、将来に向けて担い手が集うビワ産地の維持、発展に資することを目的に開催しています。九州農政局をはじめとする関係機関、県内外の生産者ら約250人が参加。主催者を代表して、全農ながさきの白石哲郎県本部長が「今回の大会をきっかけに、生産性の向上や新たな担い手を確保・育成できる環境づくり、全国のビワ産地が連携した消費拡大運動など、ビワの魅力を高め、周知していく取組を活発化していくことを望む」と挨拶しました。協議会では、新品種「なつたより」の生産振興や日本一のビワ産地として、長崎県のビワ振興に大きく貢献し、ビワ専業農家として長崎県果樹農家の模範となっている業績を称え、JA長崎せいひ長崎びわ部会の山﨑繁好さんに全果連会長賞を表彰しました。また、スマート農業や気象災害の対策に関する基調講演、「災害に負けず、ビワ産地を未来へと繋げよう」をテーマにパネルディスカッションを行い、市場・研究機関・担い手・新規就農者、主産3県の生産者代表らがパネラーとして登壇しそれぞれの立場からの活発な意見交換が行われました。翌日は、長崎市や大村市で園地視察に加え、ドローンによる農薬散布の実演やスマート農業施設などの視察が行われました。        9  田川キャプテンと山川重幸会長(右)山川重幸会長と力野理事長(右)挨拶をする白石哲郎県本部長

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