にしの風 2023年5月号
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園芸部特産課は4月10日、諫早市で令和5年産春作ばれいしょ出荷協議会を開催し、出荷量30,988㌧(前年比107%)を計画していることを報告しました。本会議には、市場関係者、県関係機関、JA、生産者の代表ら61人が出席しました。令和5年産春作ばれいしょの系統面積は1,094㌶(前年比100%)と、作付維持がなされました。品種構成はニシユタカを中心とした丸物が80%、メークインが20%となっています。本年産では、1月24日・25日の寒波の影響で、生育の早い園地では一部寒害被害等による発芽のバラつきがあったものの、生育期間中は好天に恵まれ、適度な降雨もあったことから、生育は順調に推移しました。生産・販売対策として、①出荷情報の把握②早期出荷の奨励③新品種(アイマサリ)の取り組み④系統共販向上に向けた取り組み⑤産地・消費地会議の開催⑥消費宣伝活動に取り組むことを確認しました。園芸部特産課の担当者は「本県産においては、責任産地として正確な産地情報を提供し、適正な産地切替と売場確保が展開されるよう、関係市場、JA並びに部会が一丸となって、安定供給と有利販売に努める」と話しました。また、後日、東京(4月13日)・大阪(4月20日)・岡山(4月21日)の3か所にて、令和5年産春作ばれいしょ消費地協議会を開催し、出荷協議会同様に生産概況や出荷計画の説明と、安定供給と有利販売に向けた協議が行われました。場で令和5年度4月期子牛セリ市を開催しました。央、JA長崎せいひ管内から黒毛和種の雌牛152頭、去勢牛190頭の合計342頭が上場。うち335頭が競り落とされ、平均価格は雌47万7,513円(前回比91%)、去勢68万6,383円(前回比98%)、総平均は最高価格は、雌は79万7,500円、去勢は112万4,200円でした。数の購買者の来場をいただき、今回は去勢で前年度の最高価格を上回るセリ値がつくなど活発なご購買を頂きました。畜産業界全体にとって厳しい情勢は続きますが、4月20日、雲仙市の県南家畜市JA島原雲仙、JAながさき県山本達志所長は「4月市場は多地域一丸となり優良素牛の供給に努めて参りますので、引き続き県南家畜市場をご愛顧賜りますようお願いいたします」と話しました。また、今回はセリ開始前に令和4年度の最多購買者表彰を実施し、島原振興局農林水産部の山本部長より、雲仙市の有限会社富永畜肉様へ感謝状を贈呈しました。令和5年産春作ばれいしょ出荷協議会・消費地協議会4月期子牛セリ市春作ばれいしょ出荷計画30,988㌧平均価格59万5,353円で取引     7      59万5,353円(前回比95%)で、4/13 春作ばれいしょ消費地会議の様子(東京都)4月期の子牛市場

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