11 挨拶する藤本善平部会長2園芸部特産課は6月20日、諫早市で5年産玉葱中間検討会を開催し、生産者、JA、市場関係者、県関係機関など39人が出席しました。5年産早生玉葱は、栽培面積約218・2㌶(前年比101%)、出荷数量7,935㌧(同117%)、単価118円(同45%)となりました。本年産は9月の台風襲来や10月中旬以降の干ばつ傾向による定植の遅れと、冬季が低温で推移したことにより生育が停滞しました。品質は、生育遅れや1月下旬の大寒波の影響で下位等級の増加がみられたものの、べと病の発生が例年より少なく、防除の徹底や発病株抜き取りの徹底がなされた成果もみられました。販売は、生育遅れによって、ピークは例年より1旬遅い3月下旬からとなり、県内出荷量が増加した4月以降は、北海道産の在庫が多かったことや後続産地が平年よりも早く出回ってきたことから市場在庫が過多となり、単価を下げながらも中心階級のL規格を生かす販売を心がけたことを報告しました。また、本年産の普通玉葱として、県下で560㌧の出荷が見込まれています。意見交換では、厳しい販売単価となった今年産の総括や、本県産地の生き残りを懸けた活発な議論が行われました。トピックス5年産玉葱中間検討会本県産地の生き残りを懸けた活発な議論3にしの風32 活発な意見交換が行われました
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