にしの風 2023年12月号
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います。そのため市場でも品質が良いと評判です。ミニトマトを栽培するうえで工夫していることは土づくりです。昨年は青枯病が発生し、その対策として土づくりを見直しました。6月に収穫を終えると、7〜8月の間で太陽熱消毒を行います。トラクターで耕耘し、肥料や水を与えてシートをかぶせることで密閉し、地温を上げて消毒をしています。晴れない日が続くと、温度が上がらないため太陽熱消毒が上手くいかず、青枯病の原因の一つとなります。また、冬場の寒い時期になるとハウス内の湿度が高くなりカビが繁殖してしまうため、前もって防除をしたり、除湿をして対策をしています。西部ミニトマト部会では月に一回程度、現地検討会を実施しています。各ハウスを見て回り、栽培方法や反収向上についてなど、様々なことを部会全体で話し合っています。また、若手の生産者が増えており、意欲をもってミニトマトの生産に努めます。若手生産者の増加や部会内での交流機会を定期的に設けることで、部会全体でモチベショーンを高め合い、活発な部会となっています。今年の夏は、猛暑の影響で実がならないことが多くありました。今後猛暑によるトラブルに対応できるように対策をしていきます。品質を落とさずに反収を増やしていき、さらにおいしいミニトマトを栽培できるように工夫し、部会全体で頑張っていきたいと話してくださいました。工夫部会の活動今後の課題と目標    5収穫されたミニトマトパック詰めされたミニトマト圃場の様子色づきだしたミニトマトおいしいミニトマト の見分け方色が赤くて、つやがあるもの

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