にしの風 2024年2月号
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内の出荷は少なかったですが、年明けからは順調な出荷となっています。栗原部会長のハウスは標高が高いところにあるため、寒さが厳しくいちごが赤くなるまでに時間がかかりますが、その分甘さが増したいちごを栽培できます。寒い場所にハウスがあるため加湿器を稼働し栽培に適した温度に保つように設定しています。また、順調な生育にするために、今年から県指導の下、早朝加温を行っており、朝まで気温を高く保つようにしています。立地条件的に数量を多く栽培することは難しいですが、おいしさと品質の良さを心がけて日々の作業を行っています。いちごを栽培するにあたり病害虫の対策がとても大変になります。ハダニ対策として天敵農薬を導入することで薬剤防除の回数を減らしています。また、いちごは3月以降になると気温が高くなり赤くなるのが早くなるため収穫作業に追われる大変な時期を迎えます。5、6月で収穫を終えると翌年の苗を作り、いちごを9月に定植し、11月からまた収穫作業が始まり、一年を通して休みなく栽培が行われています。収穫時の作業で腰を曲げたり、しゃがまずに済むように、高い位置で作業ができる高設栽培を行っています。これからの目標は収量を増やすこ   5てくださいました。とと掲げ、そのために年内のうちから安定出荷ができるようにしていきたいと意気込んでおられました。また、できるだけ大きくておいしいいちごを消費者に食べてもらえる栽培方法などを追及していきたいと話しいちご作りのこだわり栽培時の苦労これからの目標と課題赤く実ったいちご収穫前のいちご奥まで続く広いハウス収穫の様子

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