マルチシートの大切な役割栽培の苦労や努力今後の目標露地みかん栽培では、太陽の光とマルチシートが大きな役割を果たしています。マルチシートは太陽の光を反射させることで木の内側まで光を当て光合成を促進させ、糖度を高くし色付きをよくしています。また水分を吸収しすぎると味が薄くなってしまうため、シートを開閉することで水分のコントロールも行います。みかんは夏場の適度な雨により水 5は高温が長く続いたことや雨が少な分を吸収し成長しますが、今年の夏かったことが影響し、みかんが小玉傾向となっています。小玉なものが多くはなりましたが、味はいつも通りの甘くておいしいみかんに仕上がっています。またマルチシートを畑全体に敷く作業や水分管理の際のシートの開閉は、すべて手作業で行うため重労働となります。他にも、腐敗を出さないように適期の収穫、予措、家庭選果等を徹底して行っています。収穫の際はみかんを傷つけないようへたを二度切りしています。一度目はへたを1㌢程度残して切り、その後さらに短くするために二度切りし、へたでみかんを傷つけない工夫を行い、より良いみかんを消費者に届ける努力をしています。今後は栽培規模の拡大を目標としていますが、それにともない安定した雇用も不可欠となります。これから人手不足となっていく中で安定して人材の確保ができるようにしていきたいと話してくださいました。きれいに色付いたみかん収穫の様子おいしいみかんの特徴•色が濃い•皮が薄い•みかんの表面のきめが細かい
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